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- ICHINOSEKI KOSEN

一関工業高等専門学校の目的
本校は、教育基本法の精神にのっとり、学校教育法及び独立行政法人国立高等専門学校機構法に基づき、深く専門の学芸を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的とする。
教育理念
明日を拓く創造性豊かな実践的技術者の育成
教育目標
本校では、次のような素養と能力を身に付けた技術者の育成を目標とする。
A 国際社会の一員として活動できる技術者
B 誠実で豊かな人間性と広い視野をもつ技術者
C 広い分野の基礎知識と優れた創造力・開発力をもつ技術者
D 継続的に努力する姿勢とさかんな研究心をもつ技術者
E 協調性と積極性をもち信頼される技術者
F 技術と社会や自然との係わりを理解し社会的責任を自覚できる技術者
入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)
本科
本校に入学した学生が5年一貫教育によって教育目標を達成するように、入学者受け入れ方針(アドミッションポリシー)として次のような人を広く求めています。
- ・社会の発展に貢献できる技術者を目指す人
- ・目標に向かって継続的、積極的に努力できる人
- ・誠実で他人を思いやることができ、責任感の強い人
本科(編入学)
- ・社会の発展に貢献できる技術者を目指す人
- ・目標に向かって継続的、積極的に努力できる人
- ・誠実で他人を思いやることができ、責任感の強い人
- ・編入学前に身につけた基礎力をもとに、より高度な知識・技術を身につけようとする強い意欲を持っている人
専攻科
- ・基礎的技術力があり、さらに創造的開発力を身につけようとする人
- ・英語等のコミュニケーション力を身につけ、国際的にも活躍できる技術者を目指す人
- ・地域産業の発展に寄与することにも強い意欲を持っている人
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)
ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を身につけるため、次のような編成方針、実施方針および成績評価基準に基づいて教育を実施します。
編成方針
⑴教育課程の編成に当たっては、ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を育成するよう、科目配置や科目毎の授業内容や授業計画を設計します。
⑵体験型学習を取り入れた専門教育を行うとともに、幅広い教養と総合的な判断力を培い、豊かな人間性を涵養するよう体系的な教育課程を編成します。
実施方針
⑴ディプロマ・ポリシーに定めた能力の育成を教育課程の中で実現させるようシラバスにて授業内容等を具体的に示し、実施します。
⑵学生の主体的学習を促進するため、授業時間外における様々な取り組みを推奨します。
⑶成績評価は、各科目に掲げられた授業の到達目標に対する達成度について、成績評価基準に基づいて行います。
成績評価基準
評価は100点法により行い、学業成績を「優」、「良」、「可」及び「不可」の評語によって表し、その区分は下記のとおりとします。ただし、特別活動の評価の区分は、合格又は不合格とします。
優: 80点以上
良: 70点以上80点未満
可: 60点以上70点未満
不可: 60点未満
卒業・修了の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)
本科:学科改組前
学校の教育目標および各学科の教育目的を達成するよう、所定の単位を修得した者に対して、卒業を認定します。各学科の教育目的を具体的に説明したものを以下に示します。
【機械工学科】 | 4力学(機械力学、材料力学、流体力学、熱力学)および設計製図・工作実習・工学実験の実技系科目とともに基礎的な機械系科目を習熟し、機械工業だけでなく、一般産業などの幅広い分野でも活躍できる柔軟な適応能力を持ち、技術革新の時代に対応できる実践的な問題解決力および開発力・創造力に富む機械技術者を養成する。 |
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【電気情報工学科】 | ソフトウェア工学、オペレーティングシステム工学、情報セキュリティ論、ネットワークシステム等の基礎知識を修得した電気通信技術者、情報処理技術者、さらに、電気機器設計、電気法規・電気施設管理、電力システム工学、電気応用工学、エネルギー変換工学、高電圧工学等の基礎知識を修得した電力応用技術者を養成する。 |
【制御情報工学科】 | 機械電気、制御、情報処理等の工学基礎知識を広く持ち、コンピュータやIT関連の専門的な知識と技術を身につけるとともに、メカトロニクス技術はもとより、ネットワーク、オペレーティングシステム、データベース、プロジェクト管理等の情報技術を駆使し、システムエンジニアとしても活躍できるなど、広く情報技術社会の要請に応えることのできる技術者を養成する。 |
【物質化学工学科】 | 有用な化学物質を環境に配慮し経済的に製造する化学装置・プラントの開発・設計・運転に関する基本的な原理を重点的に教育します。加えて、分析実験から化学装置の操作・バイオ技術まで実験実習を行います。これら講義と実験により、化学物質の製造に関わる幅広い知識と実践的技術を兼ね備え、化学工業、食品、製薬等の製造技術部門を中心にリーダーとして活躍する化学技術者を養成する。 |
本科:未来創造工学科
学校の教育目標および未来創造工学科・各系の教育目的を達成するよう、所定の単位を修得した者に対して、卒業を認定します。学科・各系の教育目的を具体的に説明したものを以下に示します。
【未来創造工学科】 | 歴史・文化・伝統を尊重しつつ持続可能社会の形成に向けた貢献ができ、さらに実践的な専門知識と技術を活用しながらグローバル社会で活躍できる創造的な人材を養成する。 |
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【機械・知能系】 | 機械工学を基盤とした設計、機械要素、材料、加工、力学、熱流体、制御、計測等の専門知識を学修するとともに、実験・実習・研究などの課題発見・課題解決型教育を通して、実践的かつ異分野横断的に機械系分野の技術を習得します。さらに、次世代ロボット、EV などの次世代自動車、再生可能エネルギー利用などの応用的な分野で必要となる専門知識や技術を修得することにより、実践的・創造的技術を有する次世代の機械系技術者を養成する。 |
【電気・電子系】 | 電気工学および電子工学にかかわる電気磁気現象、電気回路、電子回路、電気機器、電力、材料、エネルギー等の専門知識を学修するとともに、実験・実習・研究などの課題発見・課題解決型教育を通して、実践的かつ横断的に電気・電子分野の技術を習得します。さらに、電子機器や自動車の制御など応用的な分野や電力分野で必要となる専門知識や技術を修得することにより、実践的・創造的技術を有する次世代の電気系技術者を養成する。 |
【情報・ソフトウェア系】 | 情報工学にかかわるソフトウェア設計、データ構造とアルゴリズム、ネットワークシステム、人工知能、符号理論等の専門知識を学修するとともに、実験・実習・研究などの課題発見・課題解決型教育を通して、実践的かつ横断的に情報・ソフトウェア分野の技術を習得します。さらに、ロボットや自動車の制御など応用的な分野で必要となる専門知識や技術を修得することにより、実践的・創造的技術を有する次世代の情報系技術者を養成する。 |
【化学・バイオ系】 | 化学製品を効率的に生産するための「化学工学」と、微生物や酵素を利用するための「生物工学」を中心に、化学プロセスや計測制御、生化学や微生物工学などの専門知識を学修するとともに、反応工学や計測制御、酵素反応や遺伝子工学などの実験を行うことによって、実践的かつ横断的に化学・バイオ分野の基礎を身につけます。さらに、環境・エネルギー問題にも正しい知識と関心を持ちながら、生活を豊かにする化学製品(プラスチック、医薬品、食品、新素材など)の製造や分析に関わる技術を身に付け、化学工業や石油、食品、医薬品製造、環境分析の分野で活躍する次世代の化学・バイオ系技術者を養成する。 |
専攻科
学校の教育目標、専攻科の教育方針および各専攻の教育目的を達成するよう、所定の単位を修得した者に対して、修了を認定します。また、大学改革支援・学位授与機構の審査に合格することにより、学士(工学)の学位が授与されます。
【専攻科の教育方針】
- ・創造的開発能力を持つ技術者の育成
- ・国際化に対応できる技術者の育成
- ・地域との研究交流の促進を図れる技術者の育成
【生産工学専攻】 | 機械、電気電子、情報工学等の基礎的専門分野を基盤とし、それぞれ得意とする専門領域の深い知識・能力を持つとともに、異なる分野の基本的素養を兼ね備え、新技術の開発や新分野への展開等に柔軟に対応できる創造性豊かな研究開発型の技術者を養成する。 |
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【物質化学工学専攻】 | 環境、エネルギー、材料、バイオなどの広範な分野に関心を持ち、化学工学および生物工学の知識を駆使して、環境に配慮した新技術や新物質の創成、工業製品のプロセス開発等に対応できる化学技術者を養成する。 |
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