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一関高専について

高専とは

高専(高等専門学校)は
5年一貫教育で技術者を育てる「高等教育機関」です

高専は中学卒業を入学資格とし、高度で実践的な専門技術者を養成する学校で、全国に57校あります。5年一貫という独自の教育制度により、5年間(高校+短大と同じ期間)で4年制大学と同レベルの専門知識と技術を身につけられるようになっています。これは単に高校の勉強の上に大学の勉強が積み上がっているわけではなく、低学年から実験実習を含む専門教育が行われ、徐々にその割合が増えていく「くさび形教育」によって実現されています。そのため、3年終了までには専門科目の基礎となる高校から大学基礎教養までの理数系科目内容を一通り勉強します。一般科目と専門科目を効率的に配置することで大学までの専門内容を5年で習得する高専ですが、一方で、5年かけて基礎となる数学や物理などの一般科目から、高度な専門科目までをじっくりと学ぶことができます。また、学校の勉強以外にも、クラブ活動や語学研修、資格など様々な活動にも十分な時間をかけて取り組めます。これは大学受験に縛られない高専制度の大きな特長です。高専卒業後はエンジニアとして社会で活躍することはもちろんですが、大学3年次への編入学や専攻科への進学の道もあり、さらに深く高度な専門知識を修得することも可能です。現在、多くの大学が高専からの編入学生を受け入れています。

■高専を卒業すれば短大と同じ卒業資格「準学士」が与えられます。

■高専にはその上に2年間の専攻科があり、大学改革支援・学位授与機構の審査に合格すれば大学と同じ卒業資格 「学士」が与えられます。

特色ある基礎教養

優秀な技術者として活躍するためには、工学の専門知識とともに、その背景となる幅広い学力や教養が必要です。数学や物理など専門分野の学習に必要な基礎力を深め、また人文や社会に関する科目や情操を育む芸術科目などを学ぶことによって、人間としての視野を広め、豊かな知性と教養を備えることが求められます。そのため、教育内容は、高等学校のレベルから大学教養課程のレベルにまで及び、担当の教員が各分野での研究者としても活躍していることが高専の特色の一つです。