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お知らせ
2025/12/24
お知らせ

実務家教員(副業先生)による講義「情報セキュリティインシデントハンドリング演習」を実施しました

 本校では、ビジネスの第一線で活躍する民間企業のプロフェッショナル人材である実務家教員(副業先生)が専門性を活かして複数の授業を担当しています。
 今回は、情報・ソフトウェア系5年生の専門科目「情報セキュリティ特論」を履修する学生を対象にして、12月11日(木)にサイバーセキュリティ領域のコンサルタントとして活躍する実務家教員 芳賀宇幸 先生 による「情報セキュリティインシデントハンドリング演習」を実施しました。また、本演習は KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター主催の授業見学会として開催されました。
 本演習の前段の授業では、セキュリティフレームワークやセキュリティ組織の概要、さらには具体的なセキュリティインシデント事例について学びました。そして演習では、ECサイトがサイバー攻撃を受けたことを想定したシナリオに基づき、学生が業務部門、SOC、CSIRTの役割を分担してグループ演習を行いました。演習中には、状況整理や情報の要約、対応方針の検討などにおいて生成AI(チャットボット型AI)を補助的に活用し、限られた時間と情報の中で判断を行う、より実務に近いインシデント対応を体験しました。
 当日は、国立高専機構 本部事務局および「KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター」運営校である木更津高専を含む、5高専から計6名の教員が参加し、授業の見学および一部演習に経営メンバー役として参加しました。受講学生からは「実践形式で体験できることが、とても貴重な経験だった」、「実際にインシデントが起きた状況を想定することで、現場の難しさを実感できた」といった声が寄せられ、実務に即した学びの機会となりました。
 本校では今後も、実務家教員による授業や生成AIを活用した教育を通じて、実践力を備えたサイバーセキュリティ人材の育成に取り組んでまいります。なお、サイバーセキュリティ領域における実務家教員による授業は、令和8年1月にも予定されています。