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お知らせ
2025/09/26
お知らせ

産学官連携SDGs環境フォーラムin那覇及び全国学生交流SDGs環境ワークショップin那覇が開催されました

9月9日(火)沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)にて、「産学官連携SDGs環境フォーラムin那覇」および「全国学生交流SDGs環境ワークショップin那覇」が開催されました。
本フォーラムは、本校化学・バイオ系の福村卓也教授が採択された公益財団法人高橋産業経済研究財団の研究助成「降雨激甚化に対応する包括的な土壌流出防止技術の開発」の一環として、一般社団法人沖縄SDGs社会実装協会の全面的な協力のもと実施されたものです。
当日は、全国の大学・高専の教員、研究者、企業関係者、自治体職員など多くの参加者が集まり、盛況のうちに終了しました。

【フォーラム講演・発表プログラム】
・基調講演
  「沖縄サーキュラーエコノミー推進の取組」
   砂川 和司 氏(内閣府沖縄総合事務局 経済産業部 環境資源課 課長)
・新規環境技術紹介
 1. 「水上ドローンを用いた河川の土砂堆積状況の評価」
   生田 麻実 氏(明石工業高等専門学校 都市システム工学科 講師)
 2. 「海中生物テッポウエビの発する音を利用した沿岸水域環境評価」
   渡部 守義 氏(明石工業高等専門学校 都市システム工学科 教授)
・研究発表
 1. 「赤土等を含む懸濁液の簡易測定法の構築を目指して」
   前 稔文 氏(大分工業高等専門学校 都市・環境工学科 教授)
 2. 「ネイチャーポジティブ社会への貢献を目指した産総研での環境研究の紹介」
   井口 亮 氏(産業技術総合研究所 ネイチャーポジティブ技術実装研究センター 研究チーム長)

今回のフォーラムでは近年の気候変動による降雨激甚化に対応する土壌流出防止技術の研究成果に加え、環境負荷の低減と経済活動の好循環を目指す「サーキュラーエコノミー」や、自然環境の回復を目指す「ネイチャーポジティブ」といった世界的な潮流についての講演も行われました。

また、フォーラムと連動し、別会場で学生によるワークショップ「全国学生交流SDGs環境ワークショップin那覇」も開催され、琉球大学から2名、明石高専から2名、一関高専から4名の学生が参加し、環境問題に関する意見交換を行いました。ワークショップでは、本校の藤本恵莉華教員(情報・ソフトウェア系)と髙嶋あつ也副技術長がファシリテーターを務め、「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」や「ネイチャーポジティブ(自然回復志向)」といった世界的なトピックを中心に、学校の垣根を越えて持続可能な社会の実現に向けたアイデアや課題について活発な議論が交わされました。昼食にはステーキを味わいながらワークショップを継続し、学生同士の交流も深まった有意義な時間となりました。