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お知らせ
2025/04/09
お知らせ

化学工学実習工場改修工事竣工式を執り行いました

 令和7年4月8日に化学工学実習工場改修工事竣工式を執り行いました。
 化学工学実習工場は、1972年の竣工以来、50年以上の半世紀にわたり本校を代表する教育施設として優れた人材の育成に貢献してきました。しかし、近年では老朽化が著しくなり、夏季の蒸し暑さや冬季における活動時間制限などの問題もあったため、改修工事を施工することとなり、令和7年3月に無事工事が完了しました。改修後の建物は、断熱性能が大きく改善され、GHP空調設備やLED照明を導入した近代的な施設に生まれ変わっています。
 実習工場の「ケミカルプラントエリア」には様々な化学工学装置が設置されています。中でも分離装置である精留塔はパイロットプラントと呼ばれる実際のプラントに準ずる実験装置で、この規模の装置を所有する高専は全国の中でも本校のみです。今回の改修では精留塔の階段や作業用の足場も新たな装いとなりました。
 部屋として区画されたケミカルイノベーションラボエリアとミリングファブは今回の改修で最も大きく変化したスペースです。空調導入や化学実験に欠かせないドラフトチャンバーを2箇所設置するなど、快適な作業環境が実現しました。
 改修によって生まれ変わった「化学工学実習工場」内のすべての空間が地域や企業との共創の場として機能し、多くのイノベーションが創出されることが期待されています。

化学工学実習工場外観

校長挨拶

テープカット

竣工式後に施設見学を行いました

集合写真