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お知らせ

2024/10/30
お知らせ
JKA陸上養殖セミナー開催!大型の陸上養殖システムを初披露しました
10月27日(日)に、一関高専化学・バイオ系の渡邊教員が、JKA 陸上養殖セミナー『一関高専が取り組む新たな養殖技術の紹介』を開催しました。
一関高専では、“閉鎖循環式陸上養殖”(陸上の水槽で、飼育水を水替えせずに浄化しながら繰り返し利用する方法)で海洋性の魚介類を育てるプロジェクトに取り組んでおり、現在メディアに多数取り上げられている「埼玉の海」で育てた温泉ウニは、この“オゾン浄化技術”によって養殖しています。
セミナーは高専祭と同日開催で、小学生を含む30名以上が受講。温暖化、陸上養殖の現状とあわせて、JKA補助事業で研究をおこなっている4トンの閉鎖循環式陸上養殖システムを初披露しました。メディアを見て陸上養殖に興味を持っていたという参加者もおり、環境問題と一関高専の技術への関心の高さを実感しました。
渡邊教員は「温暖化や未来の水産業を考えるいいきっかけになってくれたら。温暖化対策はみんなでやらないと意味もない。温暖化をなんとかしないと、という一人一人の意識が必要。それは微力だが無力ではない」とセミナーを締めくくりました。
受講した方からは、「沿岸部に住んでいる私達にとって危機的状況だと感じた」「日本の食の安全、食料安全保障の観点からも非常に興味深く拝聴した」「子供が漁業に興味を持っていたが、ただ漁師として進む道だけでなく、こういったことを研究し貢献するという選択肢もあるのだと思った」というご意見をいただきました。たくさんのご来場ありがとうございました。
今後の水産業の未来を担う、陸上養殖の更なる発展を目指していきます。




