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９月２８日（木）に「令和5年度先端科学特別講演会」を開催しました！

　講師に、国立天文台水沢ＶＬＢＩ観測所（※１）所長・本間希樹氏を迎え、「人類が初めて見たブラックホールの姿」と題してご講演をいただきました。

　講演では、本間講師が国立天文台水沢ＶＬＢＩ観測所を紹介。本校ＯＢも天文台で技術職員として活躍していたり、高専教員も宇宙分野の研究に関わっていたりと、高専と宇宙には意外に深い繋がりがあるというお話をいただきました。

　次に、ブラックホールに関する基本的な解説や、４年前にブラックホールの撮影に成功した話を当時の臨場感も交えてお話しされたほか、今回の講演の目玉であるブラックホールが自転している観測的証拠について（※２）も紹介いただきました。これは、講演前日に科学誌「Nature」に掲載され、同日朝に国際的に一斉報道された最新の成果であり、学生達は一番ホットな話題に触れることができました。

　また、多くの研究者の長年の研究成果と最新技術を駆使し、ブラックホールの可視化に成功した経緯が紹介され、それらの映像に学生達も目を輝かせていました。

　本間講師は、観測は国際協力が不可欠であることを実例として、草の根レベルからの国際交流の重要性も強調されてました。

　質疑応答では、学生からは多くの質問が。今後の野望を本間講師に伺うと、「ブラックホールの研究でもう一旗揚げること」、「宇宙人の存在を証明すること」と壮大な野望に学生達も興味深く聞き入っていました。

ホットな話題ということもあり、会場に学生たちが詰めかけました

学生たちは本間講師の熱のこもった公演に聞き入っていました