独立行政法人国立高等専門学校機構　一関高等専門学校">

国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の「NEP開拓コース」の事業実施者に本校の学生が選出されました。

　この度、経済産業省が所管する国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が実施する2023年度「研究開発型スタートアップの起業・経営人材確保等支援事業／ディープテック分野での人材発掘・起業家育成事業（NEP）」の「開拓コース」の事業実施者として、本校の専攻科１年の上野裕太郎さんが選出され、7月4日（火）に神奈川県川崎市のステーションコンファレンス川崎で行われたFR（フロントランナー）の任命式に出席しました。事業期間はNEDOが指定する日から2024年3月31日まで（10か月程度）です。

　このプログラムは、政府が日本国内のスタートアップを大幅に増やすための戦略とロードマップを示した「スタートアップ5カ年計画」に呼応して編成されたものです。「開発コース」では、自ら起業することも視野に入れながら、技術シーズを活用したアイデアの実現可能性に関する調査として、技術シーズの活用方法に関する探索活動、技術シーズの深化のための研究開発、アイデアをもとにしたビジネスモデル作成・市場調査・試作品の製作等の活動を行います。

　上野さんのテーマは「異分野の学生が融合して立ち上げる！持続可能で新たな陸上養殖水産業の実現」。日本のみならず、世界で深刻となっている「食の問題」に取り組みます。

　現在、シーズ自体は、すでに埼玉県などで社会実装されているものであり、本校で特許を申請中で、さらに国際特許の準備も進行中のプロジェクトです。上野さんは、このシーズを活用して「オゾンを活用した陸上養殖の課題解決」と「運用法人の立ち上げ」に取り組む予定です。

　今後、上野さんの日本・世界を牽引するフロントランナーとしての活躍に、ますます期待が高まっています。