- EVENT
【開催報告】ワークショップ:サイエンスイーツ開発2024~アイスで科学する『Science Cream』作り~ 第3回 (9/28)
9/28(土)、本校において、生成AIを活用した科学的思考によるアイスクリーム開発の第3回ワークショップを行いました。
第3回目(最終回)の今回は、グループごとに開発したオリジナルレシピで「Science Cream」を作製。その後、参加者全員で「試食会」を行い、PowerPointで作成したスライドを用いて「成果発表会」を行いました。6グループすべて、開発した「Science Cream」も「成果発表」もとても素晴らしかったです!最後に、株式会社松栄堂の小野寺宏眞社長に、経営者の視点から5つのポイント(美味しさ(味)・見た目の美しさ・香り・地元素材を活かしているか・商品化のしやすさ)での講評をしていただきました。
今回開発した「Science Cream」は、以下の6種類です。それぞれのポイントを簡単に紹介させていただきます。
①テーマ:「ぶどう南部」・・・岩手県一関市あこおぎ葡萄園の種無しぶどうを使用したアイスクリームに、岩手県の特産品“南部せんべい”を砕いて混ぜ込みました。味も食感も楽しいオリジナルアイスクリームができました。
②テーマ:「カシスアイスクリーム」・・・岩手県一関市特産のカシスの実と、カシス残渣(製品にした際に捨てられる搾りかす)を使用した、SDGsにも配慮したアイスクリームを作りました。硬い部分も美味しく食べられるように、ミキサーで砕いて、煮て、濾して、カシスアイスクリームとソースを作り、捨てられるカシス残渣も活用したオリジナルアイスクリームができました。
①テーマ:「ぶどう南部」
②テーマ:「カシスアイスクリーム」
③テーマ:「誰からも愛されるアイスクリーム」・・・レアチーズケーキ風アイスクリームに、ブルーベリー(高専制度創設60周年を記念して植樹された一関高専のブルーベリーも)を混ぜ込みました。ブルーベリーの花言葉は、「知性」「信頼」「実りある人生」。誰からも愛されるアイスクリームができました。
④テーマ:「黒米甘酒アイス」・・・岩手県花巻市産の米・黒米・麴を使って作った自家製の黒米甘酒でオリジナルアイスクリームを作りました。レモン汁で風味付けと黒米のアントシアニンとの化学反応できれいなピンク色にしたり、卵や乳製品を使わずに豆乳を使用し、アレルギーのある方にも食べていただけるように配慮したり、べっ甲飴を細かく砕いて混ぜ込むことで味も食感も楽しいオリジナルアイスクリームができました。
③テーマ:「誰からも愛されるアイスクリーム」
④テーマ:「黒米甘酒アイス」
⑤テーマ:「宮城のことをいろいろな人に知ってもらおう」・・・宮城県の特産品である「ずんだ餅」と「仙台いちご」をアイスクリームにしました。ずんだアイスに刻んだ求肥を混ぜ込み、キレイな黄緑色のずんだ餅アイスクリームを作り、クリーム状のいちごアイスをソースにして、見た目にも美しい“宮城県のアイスクリーム”ができました。
⑥テーマ:「桑茶と餅のもちもち和風アイスクリーム」・・・岩手県一関市の特産品である「桑茶」と「餅」を使った和風アイスを作りました。最中の皮に求肥シート・キレイな緑色の桑茶アイスと、お好みで桑の実ジャムや桑茶パウダーや桑の葉を挟んで食べます。ほんのり苦い桑茶アイスに甘い桑の実ジャムやもちもちの求肥と最中の皮のパリパリで、食感も楽しく美味しい、岩手県一関市オリジナルの和風アイスクリームができました。
⑤テーマ:「宮城のことをいろいろな人に知ってもらおう」
⑥テーマ:「桑茶と餅のもちもち和風アイスクリーム」
【お知らせ】 10/26(土)・27(日)に開催される「サイエンスカフェ2024」で、『Science Cream』の「成果報告」と「試食会」を行います!
※株式会社松栄堂さんに、今回の『Science Cream』を2種類、商品化していただきました!
※10/26(土)・27(日)に開催される「サイエンスカフェ2024」で、2種類の『Science Cream』の「試食会」を行います!(どのアイスが食べられるかは、当日までのお楽しみに。)
※「サイエンスカフェ2024」のお申し込みはこちらから(申込〆切: 10/20(日)まで)
https://forms.office.com/r/GBmSHbJc33
<令和6年度JST女子中高生の理系進路選択支援プログラムについて>
令和6年度、一関高専が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の公募事業である「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に採択されました。
この事業は「いわて女子の『リカカツ』~“デザイン思考”で興す!ふるさとイノベーション~」をタイトルに、一関高専を中心とした県内の自治体・大学・企業が連携する組織により、主に岩手県南地域の女子中高生を対象に実施するものです。また、「デザイン思考」「生成AI」「理工系知識」等を活用した新たなモノづくり体験を参加する生徒に提供することで、理工系分野への興味・関心を持ってもらうきっかけとし、参加生徒の地域理解を深め、地域活性化につなげ、そして将来理工系分野への進学や就職をしてもらうことも事業の目的としています。
事業は令和6年度から令和8年度までの3年間に渡って展開されることから、今後の岩手県南地域の活性化につながる取り組みとして期待されています!
「サイエンスカフェ2024」申し込みForms