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情報・ソフトウェア系 お知らせ

2024/12/23
お知らせ
宮古市立第一中学校で「サイバーセキュリティチャレンジ講座」を実施しました
12月16日(月)、宮古市立第一中学校で「サイバーセキュリティチャレンジ講座」を実施しました。
本講座は、本校の情報・ソフトウェア系の教員と学生が担当し、宮古市立第一中学校の2年生51名を対象に和山研究室のサイバー防犯ボランティアの活動として実施しました。体験型教材を用いて、サイバーセキュリティに関する意識向上を目指しました。
宮古市立第一中学校は今年度、岩手県警察本部より「サイバーセキュリティチャレンジモデル校」に指定されています。同校では9月にも宮古署の署員によるサイバー防犯講話が行われるなど、サイバーセキュリティ意識向上の取り組みが進められています。
今回の講座では、サイバー攻撃の代表例である「総当たり攻撃」や「辞書攻撃」を体験し、パスワードの複雑さや管理方法の工夫について学びました。また、フィッシング詐欺に関する演習では、フィッシング詐欺の仕組みを学んだ後、フィッシングサイトに誘導される模擬体験を行いました。入力したIDやパスワードがどのように攻撃者に読み取られるのかを目の前で確認することで、危険性をより実感してもらいました。その後、生徒同士で「どうすればフィッシング詐欺を防げるか」について話し合い、クラス全体でセキュリティ意識を高める機会としました。
さらに、中学生自身が実践できる対策だけでなく、ペアレンタルコントロールやフィルタリングサービスの活用についても紹介し、これらを家族と話し合う大切さについて気づいてもらうことができました。
本校では、複雑化するサイバー攻撃の動向に対応しながら、体験型教材を活用した講座を通じて、地域全体のセキュリティ意識向上を目指した活動を今後も継続していきたいと考えています。

