- INFORMATION
お知らせ

2025/04/24
お知らせ
新日本電工製の酸化ジルコニウムナノ粉末を用いた授業プログラム開発を実施しました
4月21日(月)に酸化ジルコニウムナノ粉末を用いた授業プログラム開発を実施しました。
国立高等専門学校機構では半導体分野の人材育成事業を実施しており、その実践校として、本校では電気・電子系を中心に同事業に取り組んでいます。今回の授業プログラム開発もこの事業の一環であり、新日本電工(株)様にご支援いただき、同社製の酸化ジルコニウムナノ粉末を用いた授業プログラム開発を実施しました。
新日本電工製酸化ジルコニウムは、一次粒子が約20ナノメータ(1ナノメートルは10億分の1メートル)と極めて微細で、かつ高純度です。これはIT機器を支える電子部品などの素材として用いられており、高機能化に貢献しています。
今回は、この微細なナノ粒子について、ラマン分光法を用いて観察しました。ラマン分光法は、研磨等の前処理が不要で、放射線も必要なく、100V電源だけで測定できるため、近年、半導体分野で製造・品質保証等に利用されています。また、ラマンスペクトルは物質の指紋とも呼ばれ,結晶構造や分子構造に対応した固有の波形を示します。
一関高専では、半導体分野の人材育成事業において半導体関連企業と連携し授業プログラムの開発・工場見学・インターンシップ等を実施し、今後も半導体産業を支える優秀な人材の育成・輩出に取り組んでいきます。
※情報提供・新日本電工(株)様

酸化ジルコニウムナノ粉末(新日本電工(株)社製)

実習の様子