一関高専教員総覧は、本校教員の教育研究活動について皆様に知っていただくために公開しております。なお、教員総覧に掲載されている情報を許可なく転載することを禁じます。
バイオマス資源高度利用のための環境負荷低減技術
戸 谷 一 英(Kazuhide Totani)
職名 教授
専門分野 糖鎖工学・生物工学
主な研究テーマ ・キチン系バイオマスの有効利用
・セルラーゼの有効利用
・未利用資源の高付加価値化
・糖鎖構造解析
キーワード バイオマス、メカノケミカル粉砕、キチン、セルロース、アセチルグルコサミン、キチナーゼ、セルラーゼ、糖転移・縮合、タンパク質工学、NMR
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シーズ紹介
 私たちはバイオマス資源を、エネルギー原料や高付加価値商品に転換する取り組みを行っています。例えば大鋸屑(木質バイオマス)を一関高専にある新型粉砕機(コンバージミル)でメカノケミカル粉砕処理すると、酵素によるセルロースの分解率が飛躍的に向上します。この現象は、カニ殻やキチンにおいても同様で、付加価値の高い健康食品が安価に環境に優しい方法で製造可能です。一関高専の新技術は”粉体工学”と”バイオ技術”の結合であり、岩手県にふさわしい農工融合技術です。
シーズ展開
・ キチン系が展開中です。方法は極めて簡単です。カニやエビ殻をメカノケミカル粉砕し、酵素で優しく分解すると、話題の天然型グルコサミン(N-アセチル-D-グルコサミン)ができます。
グルコサミン類は関節炎の痛みを軽減し年間数百億円の市場を形成しています。オリゴ糖の製造も可能です。オリゴ糖はその機能性から将来が期待されています。
・ 木質系も準備中です。大鋸屑、草、稲藁などに由来するセルロースは微粉砕後、酵素処理(セルラーゼ)によってグルコースにまで分解しバイオエタノールの製造原料とします。