一関工業高等専門学校サッカー部

 【サッカー部一関社会人リーグ開幕戦】 '06/9/14
1.期日9月10日(日曜日)
2.一関市民サッカー場(萩荘)
3.参加 サッカー部、1,2年生17名 
4.対LEXUS戦 5:1で勝利(1,2年生チーム初戦)
5.引率顧問梁川の感想 

森主将で来春の高総体へ向けて幸先の良いスタート、そして除草作業のこと

 今年の社会人リーグが漸く始まった。県サッカー協会の支部再編成、新市のサッカー協会再編などの関係で遅れていたものである。このリーグに参加してきたチームの中には県の4部リーグへ参加するチームがあり、今年の一部リーグはチーム数が減って7チーム、これから11月にかけて計6試合が行われることになった。
 本校チームも、全国大会の終了をもって5年生が引退した。5年連続で全国大会に出場したメンバーもおり、全国大会にも6名が出場するなど、一つの時代を作ったといってよい素晴らしい活躍をしてくれた。残ったメンバーもこうした社会人リーグの試合も目標にしたり反省材料にしたりして、普段の練習に生かし、力を培って、先輩に負けない活躍をして高専生活を楽しんで欲しいと思う。 しかし、いろいろと厳しい時代であるから、単なるサッカー好きでは困る。自分たちでサッカーの周辺のことも意識してきちんと行えることが不可欠である。審判もそうであり、グラウンドの整備・サッカー用具の管理もそうである。単に強いチームというだけでは、ありがたくも嬉しくも誉めたくもない。顧問は御免こうむる。高専のサッカーチームは自分たちで部活動を自主的に行うことで、社会人としてのもっと重要な資質を研いて欲しい。それは、多くの部員を抱え、長丁場の年間の活動を有意義に行う上で、必ず生きてくることである。
 この日、私が実はもっとも心配していたのは除草作業のことであった。朝から霧で、除草剤を散布しても希釈されたり、流されてしまったりして無効になることを恐れ、やろうかやるまいか、朝目が覚めたときから逡巡していたのである。この除草作業は、2週間ほど前の夏休みが残り数日になった時期に、一度やろうとして天候のせいで一度延期していたものである。お盆を過ぎたら、既に、サッカー場の半分ほども草が占めてしまっていたので、「うんざりした気分の中で、仕方がない、サッカー部で何とかやるか」とやっと決断し、100円ショップでマスクや手袋やレインコートなどを購入し、新キャプテンの千葉君を中心に市内の4年生で実施する段階まで話を進めたが、雨の予報となって一旦延期していたのである。今日の除草は、15日から定期試験のために暫くグラウンドを使わないという意味で、重要なタイミングで、以降は定期戦などもあり、次の機会は得られにくいと思えたので、何とか実施したかったが、心配な霧だったという訳である。
 さて、一旦、試合のことに戻る。この日は5:1での勝利になった。前半は1:1、後半は4:0であった。1年生が主に攻撃陣を構成し、2年生が主に後方での守備を分担したせいで、5得点全てが一年生の得点であった。得点者は小野寺賢、櫻場2、前田、千田の4名である。1,2年生がチームとして試合をしたことは一度もなく、初めてチームとしての試合であり、どんな試合になるのか私も全く何も想像できなかったので、最初の1点で驚き、得点を上げる度に驚いた。スピードも力強さも5年生たちと比べると全く比べものにならないが、得点には違いがない。剛速球やコーナーを狙った絶妙のボールといったものではなく、キーパーの居ないところへゴロで、あるいは何となく入った感じがした。入るのだから、狙っているのに違いない。意外な決まり方で、良い意味で新鮮な印象が残った。
 このチームの主将はキーパーの森君に決まっており、この試合を皮切りに、来年の高総体地区予選本番でも彼の采配で戦うことになる。彼も責任を感じていたはずであり、また彼の仲間の2年生も同様であり、大喜びであった。帰りのジャンボタクシーが来るまでの間、輪になっての反省会をもって有意義に過ごした。幸先の良い、希望の持てる試合が出来て、私も嬉しかった。ゲームの良い点、反省点をあげることは、私にはやはり難しいが、結構、得点につながる動きが多く、チームのパスが結構つながったし、ボールキープも予想外に上手くいっていた。相手チームは昨今の経済状況ではそれほどの練習時間は取れておらず、仕方のない部分もあったと思う。試合を楽しんでいただけたら、私としても嬉しい。良い試合をさせていただいたことに感謝したい。県南地区の各高校は一校、二校をはじめ、我がチームよりも上と考えられるが、予想外に良い試合で、楽しみができた気がした。マネージャーも千葉、菅原の2名がきちんと参加してくれて、1,2年は部員数が少ないが、まとまりの良いチームになりそうだ。
 さて、懸案の除草作業を、11時半頃から、2年生の寮生部員、森励輝君、菊地佑太、鈴木祥平君、菊池大悟君の4名で行った。噴霧器を借用したが、詰まっていたり、パッキンがなく加圧できなかったりして無意味となって、結局陸上部から「じょうろ」を借りて撒いた。小一時間かかって、500ミリリットル入りの「ラウンドアップ(除草剤)」を2本半分、希釈して120リットルくらい撒いた。レインコートを着て、ビニール手袋をして、めがねを掛け、マスクもしたので、暑さと息苦しさで大変だったと思うが、良い経験だったと思ってもらいたい。これも部活動の一部と割り切って諦めて欲しい。それを終えた後、グラウンドへの侵入路部分を中心に1時間半ほど草刈りをして帰宅した。  こんな作文を書いていたら、携帯電話の着信履歴に同じ相手から3度の電話がかかっていることを娘が教えてくれた。電話したら、相手はサッカー部のO君で、ユニフォームを試合場に忘れたとのことであった。7時半に寮の玄関で待ち合わせて、雷でときどき光る夜道をサッカー場に行き、回収してきた。実は今日は11時過ぎにもS君が携帯電話を忘れたとのことでサッカー場まで戻った。 良い日だったか、悪い日だったか。それは、もちろん、高総体チームの幸先の良い一勝が大きく良い日であった。OBの皆さんにも、また引退したばかりの現5年生にも、保護者の皆様にも良い知らせが出来た。後は、雷がなっても雨が少なく、除草剤の効果がてきめんに現れてくれることを祈るばかりだ。
 【盛況だった一関高専サッカー部OB会】 '06/8/29
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 【平成18年夏、一関高専サッカー部和歌山大会記に代えて】 '06/8/11
 平成18年夏、一関高専サッカー部和歌山大会記に代えて
− 敗戦から学ぶもの、そして新旧交替への思い −
               一関高専サッカー部顧問 梁川 甲午

顧問の仕事の一部として、今年も私なりの感想を書くことでOB各位、保護者の皆様、
そして様々の形で支援を頂いた学校・後援会各位への報告とさせていただきます。

平成18年8月、一関高専サッカー部は東北地区第二代表として、平成14年から
5年連続の、そして通算では9回目となる全国大会に出場しました。成績は一回戦
でこの大会で3位となった新居浜高専と対戦し前半0:0、後半0:3の計0:3で
の敗退でした。
後半に入って2〜3分の間に2点入れられたことがショックでした。また、ボール
を支配されていた印象も強く残りました。勝った試合の中にも自チームの弱点を見
出すことは出来ますが、負けた試合はより強烈な反省を持たせます。振り返ってみ
ると、去年の全国大会については万々歳で全く反省がなかったことに気づきました。
新たに日本代表チーム監督に就任したオシム氏が言うように、「敗戦は最善の教師」
にせねばなりません。私なりに敗戦から学ぶべきと感じることを2,3書きます。
             1.敗戦から学ぶもの
(1)一つは、「モチベーションの大切さ」です。心のどこかで、「昨年に続く全
国大会勝利」よりも「5年連続全国大会出場」を重くみて、「勝つ」モチベーショ
ンを強く持てなかったのではないかという反省です。去年は群馬高専を破って全国
大会で初勝利しました。この初戦の群馬高専戦は3:3、二回戦の佐世保高専戦は
2:2の後でPK戦で勝敗が決まりましたが、チームは何時からかベスト4を目指す
ことが口にくるようになっていました。勝ちたい気持ちが確かにあったと思います。
対して、今年はどうだったのでしょう。自分達の実力を「勝てる」と思っていたで
しょうが、「勝ちたい」と強く思っていたでしょうか。さらに、「そこから生まれ
る真摯な気持ちに基づく活動」という点ではどうだったのでしょう。言い過ぎであ
ると思いますが、敢えて「油断」があったのではないかと自省の念に駆られます。
飽くまでも私の印象です。これは、保護者から5年連続全国大会出場を記念して寄
贈された「横断幕」を結果として捉えてしまい、次へのステップとしてプラスに捉
える見方が弱かったのではないかと思います。結果を残すための5年連続出場でな
ければなりませんでした。一つの事業をあらゆる意味でプラスにすることは難しい
ものです。「人間万事塞翁が馬」の格言が思いだされます。3つめのこととも関連
しますが、顧問はもっとでしゃばって、苦しい練習、厳しい合宿、そして勝ちたい
気持ちを醸成する努力が必要であったように思います。でも、自分に対して無いも
のねだりをするのは分裂気味です。努力の方向としてということで勘弁して欲しい
と思います。
(2)二つ目は、「基本の大切さ」です。新居浜高専との試合は前半は0:0でし
た。特に最初は「いける」と強く感じました。あの時間帯に一点あげておき、用心
を欠かなければきっと勝ったでしょう。しかし、残念ながら、相手はすぐに落ち着
きを取り戻し、練習の成果を発揮し始めました。勘違いかもしれませんが、パス回
しでボールを支配されるようになったと思います。サッカー部の歴史の中で最も光
彩を放つと言っても過言ではないと思われるFWの佐々木峻君は二人がかりで囲まれ、
DFラインを突破できなくなりました。それでも、前半は何とか0:0でしたが、後
半開始2,3分の間に2点入れられたのは全くの驚きでした。何が起こったのか分
からない状態で1点目の失点の状況を確認している間に2点目のゴールを見ること
になったのです。信じられない気持ちでした。
実は幾つかの記憶を結んだ一つのストーリーを描いて、この項を書いています。そ
れが「基本のプレー」ということです。一番古く記憶になるのが、山田君の一言で
す。彼は一年間の留学のために一年遅れて現在3年生というMFで、気持ちの一部が
チームの外にあり、その為にチームを何処か外側から観察しています。その彼は、
県高総体での黒沢尻北高戦だったか、練習試合の花巻北高戦だったかの帰りに、
「トラップとパスの基本動作が大切だと思う」ということを言ってくれたことが印
象的で、気になっていました。
二番目が、去年全国大会の活躍が認められてドイツ遠征チームに選ばれた勝田大輔
君(今春卒業)が語ったドイツでのサッカー練習メニュー、そして彼が予想した新
居浜高専の練習内容は、何の変哲もない「基本プレーの反復練習」であったことで
す。勝田君の予想の根拠は、新居浜の安藤先生こそ、ドイツ遠征チームの団長であ
り、強い印象を持ってその練習の価値を認めた筈であるということでした。
そして最後の三番目です。実は、合宿の最後、全国大会出発直前に地元の一関市立
萩荘中学校との練習試合を行いました。試合は前半3:0で優勢でしたが、後半は
0:0でした。監督は県の3種委員会の役員もされている門下先生で、以前から指
導をもらう契機が訪れることを期待していました。それが、全国大会前に、萩荘中
で教えを受けた千葉君が、「先生一言コメントを御願いします」と頭を下げたこと
で、先生を囲んで半円を作って話を伺う形で実現しました。外部の方に、高専チー
ムが教えられる形を作って話を聞く機会を持て、また、説得力ある話を聞けたこと
は、凄く嬉しい経験でした。門下先生のコメントは、やはり基本に関わることでし
た。話を聞く形が嬉しくて、内容をおろそかに聞いたかもしれない点が悔やまれま
すが、概略次のようなお話であったと思います。
「簡単な練習、3人での練習を繰り返している。ボールをパスする人、パスを受け
る人、そしてトラップした人がパスを送る3人目を視野に捉えてパスを素早く送る
練習だ。高専はスピードも身体能力もある。しかし、ボールを持って自分で抜こう
と思っても、中学生にでも複数で囲まれるとパスが出せなくなる。だから、二人目
がパスを貰って、相手がやってくる前に、人よりも速く動かせるボールを3人目に
パスを出せば良い。この二人目の役を反復練習すれば良い。反対に高専は、この基
本プレーがない。東北では通用しても全国大会では、それでは厳しいだろう」。も
う一つはサイドチェンジのお話しでした。「相手選手をサイドに集めておいて、反
対側にボールを送ってゴールを奪う」。
これは、中学生の指導で実績を上げ、4,5才上の高専チームと試合でも、得点は
無理でも、守ることはできると読んでそれを達成した指導者の言として、重く受け
止めるべきことと思いました。学生には「良薬は口に苦し」だと思いますが、噛み
締めて、よく咀嚼(そしゃく)し、栄養にして欲しいと思います。人との出会いを
大切に、一期一会です。
また、ボールを自在に操り、抜群のスタートダッシュの速さを持つ佐々木峻君や一
点欲しい苦しい場面を何度となく救ってくれたFW蘇武周平君が卒業し、明確な得点
力・得点源に陰りを意識せざるを得ないチームに、今後のあり方を教えて頂いた思
いが強く致しました。 
新居浜には、峻君も周平君も居なかったように思います。しかし、チームは新居浜
に敗れました。極端に言えば、相手がボールを奪いに来る前に、見方の選手が近く
にいる形を維持し、ボールを俺にパスせよとのサインを示してくれれば、平面状を
スピード自体は大きくない受け取り易いボールを転がして渡すことができます。ボ
ールのスピードを上げると弾いてしまう可能性が高くなり、ボールを上げるとトラ
ップが難しくなり制御に時間がかかって相手選手の接近を許してしまいます。先の
2選手とともに5年間スターテングメンバーであった主将DF金野剛士君は、「マー
クとバランス」とよく連呼していましたが、自チームのパスの確保と相手チームの
パスの遮断のことを言っていたのではないかと今思い当たりました。
スポーツの目的は必ずしも「勝つ」ことではないと思いますが、「勝つ」ことを目的
にあらゆる努力をそこに集中することが、そこに関わる様々な個々人に対してもチ
ームにとっても、結局多くのことをもたらすことになります。新主将MF千葉隆介君
も先輩の後を受けて、どうしたらチームに勝ちをもたらせるかを真剣に意識してい
ます。それが門下先生への行動になったと思います。何度となく、その言葉を思い
起こすことでしょう。自分の後に門下先生を意識し、相談させていただいて、忘れ
たことがあれば練習にも参加させていただいて、チームのことを考えることが成長
につながると思います。新部長加賀祐輔君はサッカー技術や戦術面とは少し違う、
しかし、サッカーの試合で勝つための、基本の大切さを理解し実行する上で、最も
相応しい得がたい人物と思います。新チームにとって相応しい主要人事が決まった
と思います。色んな形があったと思いますが、このように決まったことも人的な意
味でチーム力が高いと思います。
山田君の話し、新居浜との試合、門下先生のアドバイスと並べて、サッカーは実は
バランスに注意し、パスを速く確実になれば、速く走る必要もジャンプ力も力強い
シュートも必要ではない、パスこそ基本中の基本動作なのであり、あとは相手の裏
をかくだけだと思うようになりました。上手い選手ほどボールを持って、自分の力
と技で突破しようとしますから、上手い選手が試合に勝てない原因となるとも言え
ます。よく、「簡単に、簡単に」というのが、このボールの持ちすぎを戒める言葉
なのでしょう。
以上のように、5年連続で全国大会に出場し、歴史は長いとはいえ去年は出ていな
い新居浜に3:0で負けてから、ようやくサッカーについて考えるようになりまし
た。まとめると、基本の大切さということです。
パス以外にも、次のことが基本であると思います。朝からご飯をしっかり食べ、気
力のある日常生活を送る。目的のために遊びたい気持ちを抑えてしっかり眠って体
調を整える。普段の勉強をしっかり行って、サッカーをやるときにサッカーに集中
できる環境を作る。足、膝、股関節の柔軟体操をしっかり行うことで、思った動き
が出来て、しかも怪我をしにくくする準備運動をする。余裕をもって練習を切り上
げ、疲れを残さない整理体操を優先させることがチームにとって重要であることを
知る。体で覚えるには反復回数が重要であることを理解して、何時でもできるどん
な場面でもできるように繰り返す。次の仲間がきちんと良いプレーができて自分の
パスが良いものになると考える(品質管理の「次工程はお客様」の考え方。高速度
のパスは誰でも受けにくい。持っている時間を短くして、ゆっくりした速度のパス
を出す。シュートもゴール枠を外していては脅威ではない。入ればコロコロでも一
点)。
(3)そして、三つめは、上の問題と被る面もあるが「ジーコ流かオシム流か、高
専サッカーのシステムの問題」の問題です。と書けば、注目を集めると意識してそ
うしたのですが、本当はよく分かりません。
 尊敬するある先生は、優れた選手イコール優れた指導者ではない、と言われまし
た。ジーコ監督のことです。次の監督としてオシム監督が選ばれたことに、選んだ
者の責任云々ではありませんが、やはりジーコ監督に対する評価があると思います。
その指導について、朝の番組「トクダネ」がオシム監督デビュー戦の関連で練習指
導の様子を映していました。
私は次のように解釈しました。オシムはゴール前で細かく動きを指導している。対
して、ジーコは選手に自覚を求める。ジーコは日本の最も力のある個人の選手とし
ても能力の高い選手を集めた。自覚して練習・試合に取り組みことで力を発揮でき
る、教わらなくても学ぶことのできる選手をジーコ監督は選んだ。オシム監督は代
表選手を全員は決めておらず、しかし、先のドイツ杯の代表選手の中からは今のと
ころ4人だけしか選んでいないとのことでした。きっと、オシム監督は、教えるこ
とに自信を持っており、4年先を意識して学ぶ能力の高い若い選手を選び、細かく
指導することで成果を上げようと考えているのであろうと思います。
 私がこんなことを言うのはある種の誇大妄想的病気なのかもしれませんが、私は
どうもジーコ監督の選んだ代表チームが今年の高専チームであり、来年のチームは
オシム監督の選んだチームに符合するのではないかと考えてしまいます。主将の金
野剛士君は誰が見ても超高専級レベルでサッカーの分かる選手であり、FWの佐々木
峻君や蘇武周平君は非常に俊敏で上手いプレーができる選手であり、しかも二人に
よる呼吸のあったプレーも得点源でした。この3人が別格としても、DF伊藤慎司君
はFKやCKのキックの名手であり、強い体をもっており、佐々木慎吾君は1試合走り
きるタフな選手であり、GK菅原貴大君は相手の動きを読める力があるようでした。
このような一人一人が優れた選手で無くても、練習への取り組みによって勝てるチ
ームが作れることに期待を持ちたいのです。
 確かに、大会前の東北地区鶴岡大会記に、来年もチーム力は保持されると書きま
した。チームの中では特にMF陣ではそうであると思いますが、他のチームとの比較
やFWの攻撃力でははっきり言って現状では差があることを認めなければならないで
しょう。そこで、基本に立ち返って、プレーを教わる場面を多くしたいのです。自
分達の実力をよく知って、教わる態度を見につけ、結果として勝ち、勝つことで多
くを学ぶ機会を多くしたいと思います。
 我がチームにサッカーを指導できる顧問はいません。学生達は自分達でサッカー
の練習を考え、作戦を立て、選手交替をします。これで上手くいけば、最高です。
しかし、得てして一人よがりに成りかねません。もっと広い視野でサッカーを観る
人が居ることを知らなければなりません。また、中国地方の別のスポーツの顧問か
ら、「自分達で考え、得られた結果を活かす活動が高専の部活動だ。教えられて勝
っても大きな意味はない」的な意見を聞いたことがあります。高専顧問がそこまで
割り切って良いものかどうかという疑問は持ちますが、現状は同じようなものかも
知れません。しかし、少なくても負けと勝ちと負けの両方を味わうべきと考えます。 
そのために、新指導層が基本を磨くサッカーを心がけ、普段の基本練習と体力の増
進に励むことと、練習試合などの機会を利用して謙虚に教わることが大切だと思い
ます。顧問としては、教わる態度をつくることと教わることを意識した練習相手と
を心がけたいと思います。

             2.新旧交代の儀式
バスに揺られて往復2,000キロの旅も終わり、しばしの別世界から学校に戻ってきた
のは朝7時半でした。それから、お世話になった東磐交通の二人の運転手さんに全員
で感謝の意を表して見送ったあと、新主将と部長を選び、役割分担を確認しました。
そのあと、専攻科棟玄関で差し迫った案件である社会人リーグへの参加に付いて協議
しました。一関社会人リーグは今年、変則的に9月以降に始まります。県サッカー協
会の県南支部になったり、協会の合併があったりしたせいです。
学生のサッカー好きは相当なもので、定期試験中の日曜日であっても、要望が適わず
試合が組まれてしまえば試合に出ることを了解して、リーグに参加することになりま
した。無理だという部員も2名いました。貴重なことです。
それから、グラウンドへ行って、新旧交替の儀式を行いました。4年生以下がグラウ
ンドを背に、その前に一列に並んだ5年生を送る形で行いました。気持ちというもの
は、言葉に表した瞬間に嘘になるような頼りないもので、第3者も勘違いして聞いた
りし易いものですが、少なくても考える契機になることは間違いありません。そのた
めに、こうした機会は重要であると思っています。
部の送別会は2月にあるのですが、そのときは焼肉屋さんであって他の客も多かったり、
よく聞こえなかったりしますので、最初にして最後の気持ちを伝える機会かも知れま
せん。
具体的に書くことは止めますが、私は最大限聞き漏らすまいとして注意して聞いてい
ました。4年生以下の内容は、一人一人が素晴らしい選手であり、学ぶべき点が多い
素晴らしい先輩達であった。そういう先輩達とサッカーをやれて本当に楽しかった、
というものであり、反対に5年生からは、何もできなかったがという謙遜と感謝の言
葉と後輩への激励の言葉がありました。蘇武君は部長の仕事は面倒くさい仕事だが、
重要でやりがいのある仕事だから、次の人も是非チームのために頑張って欲しいとい
った趣旨の話があったと思います。金野主将からは送られるものを締めて、後輩一人
一人のサッカーを講評しての激励がありました。東北地区大会、全国大会と怪我のた
めにどちらも殆ど出場できなったが、全国大会の最後の数分間だけ、再び骨折した腕
を副木で固定して、左右に2度スライデイングした尻をすりむいたプレーが印象的で
した。痛みだけは数試合分確保し、思い出にしたいと言っている様なプレーでした。
「スポーツに怪我は付きものであり、後悔していない。怪我をしても腐ってはいけな
い。その後どうするかが大切だと思ってやってきた」との弁は、20歳の男が到達でき
るレベルなのか、主将を務める最後の大事な大会に2度怪我をした、その経験が彼の
思考を深くして、10年関わっても聞くことのできない凄い話になったと思いました。
皆の緊張を解きほぐすために彼がどれだけ意を尽くしてきたのかも分かったし、この
箴言は、部活動がその後の人生の中で役に立つ気持ちの持ち方を言い当てていると思
いました。後輩も皆も、明瞭に話す者ばかりではなく、声を詰まらせたり、泣きじゃ
くりながら話す者もあり、また口に出すと思いとは裏腹になって笑いを誘った者もあ
るなど様々であった。3年生の佐藤弘樹君が5年生一人一人の長所をごく短く表現し、
それが私の印象をより適切に表現したものであったことには驚きました。それぞれが
特徴のある、そして特徴が分かるまで近くでプレーをした活動であり、そうした中で、
何処まで望んだ部活動だったか知りませんが、十分に熱心に情熱を持って取り組み、
多くの時間を共有する中で多くの交流があり、別れ難い思いに耐えていることはよく
分かりました。
何を言っているのか分からないが、気持ちはよく分かるというものもあるなど、実に
印象的な時間でした。それは、私の顧問としての活動の宝物となる光景です。金野君
の話が最後であったために、声の多い話は全部聞くことができました、反対に金野君
の話の後では、私が用意できるどんな言葉も薄っぺらに思えて、「以上で終わります」
的に、終えたのは自分の中でも評価が分かれます。
   和歌山の試合会場で蘇武君と慎吾君に「ありがとうございました」の言葉をもらった
ことも思い出されます。「終わりがあることで始まりがある」のだと思います。彼ら
なりに、取り組んだサッカー部(と部長の仕事)に区切りを付けたという瞬間であっ
たろうと思います。後片付けや怪我の治療で病院へ連れて行くことなど、小さいこと
を大きく考えて慌てているばかりでした。彼等の一人一人が情熱を傾けたサッカーの
活動がそのとき終わったことの方が試合の勝ち負けよりも重要であったことに、今気
づいた次第です。もっと時間をゆっくり過ごせたら良かったですね。着替えやバスで
旅館に帰るまでに気持ちの整理は大分ついたことでしょう。
一関のグラウンドでは再び、もの悲しい思いをさせてしまいました。6人でグラウン
ドに行って、しばし、ボールを蹴ったりしていた光景も何か寂しいものです。整理の
付かない感情に突き動かされての行動でしょう。峻君は「また、(4年に一度のOB会
での試合がここで)12日ありますよね。」と言いましたが、もう最後だという思いと
裏腹でしたね。貴大君、慎司君、慎吾君、峻君、蘇武君、剛士君、ご苦労さん。また、
何かを燃えることを始めて欲しいと思います。
手前勝手なクソッタレ野郎共と思ったことも数知れずですが、思い出深いクソッタレ
共であり、過ぎてしまえば思い出多い笑顔の可愛い醇な皆さんでした。一つの時代が
終わることに感情が大きく傾いていて、湿っぽいものになっていますが、お盆明けに
は復活したいと思っています。新チームもクソッタレ先輩に続いて、大いに活躍して
ください。

             3.保護者の皆様その他の皆様に感謝します
最後になりましたが、今年は保護者の皆さんから5年連続全国大会出場を記念して横
断幕を寄贈していただきましたことに感謝の意を表して「大会記に代えて」を締めた
いと思います。一関高専の応援歌より、その趣旨を採って、紺色の地に白く「関専 
いざ出で立たん誇らかに」と抜きました。伊藤先生のご尽力で出発前に奇跡的に間に
合い、和歌山大学のグラウンドに掲揚し、その前のグラウンドでの試合となりました。
対戦した新居浜高専は「先輩の築いた威風堂々の精神」とのことが全国大会の「チー
ム紹介」欄に見えますが、私は本校の関専・・・は由緒ある文言で時間をかけて考え
た揚句に閃いた内容であっただけに気に入っていますし、どんなチームカラーでも通
用するので良いと思います。是非、各種の大会で、この横断幕を一試合でも多く掲揚
して、ひとつの時代をシンボライズするとともに、先輩の力を我が物として勇気を鼓
舞し、保護者の思いを素直に感じて、真っ直ぐな部活動となる一助としたいと思いま
す。数家族の皆様には和歌山まで応援に駆けつけていただき、応援して頂くとともに
ジュースやらバナナやらお菓子やらとご芳志を頂きました。それらの一つ一つのお気
持ちが、サッカー部の宝物であり、誇りです。心から感謝申し上げます。
お陰様で大会前日のレセプションでも、5年連続や横断幕や去年初勝利や優秀選手や
ドイツ遠征の縁で主だった先生を身近に感じて、これらをネタにして滅多に飲まない
ビールの勢いを借りて大いに気炎を上げ、楽しい時間を過ごせました。帰りには、高
専連盟の山崎委員長に「梁川先生、私はあなたが好きになったよ。」と言っていただ
きましたが、素直に嬉しく思いました。高専サッカー連盟と専体協のサッカー専門部
の合同会議では、最初は染川先生と誤って呼ばれましたので訂正しておきましたが、
そのことへのイクスキューズだったとは思いません。山崎先生はビッグマンです。来
年のコーチへはお土産持参で山崎先生の笑顔を見に行きたいものです。皆、部員の活
躍と保護者の熱意のお蔭です。
去年は去年でメモリアルな一年、今年は今年で違った意味合いですがメモリアルな一
年でした。やればやったで、少なくても思い出は残るようです。同道し、お世話にな
ったサッカー部の長谷川、伊藤先生、東北地区大会に同道し協力いただいた阿部先生、
合宿や大会へ参加でお世話になった学生係の佐藤係長、菊池さん、津久井さん、そし
て学生の怪我の関係で世話になった看護師の吉田さん、そのほか会場まで足を運んで
応援頂いた菅野学生主事、丹野校長をはじめ激励を頂いた多くの教職員各位に感謝の
意を表します。
大事なことを忘れていました。前述の合同会議と監督首相会議で3年に一度のドイツ
派遣事業の継続が決まりました。この件でも多くの皆様の協力を必要とします。よろ
しくお願い致します。
            
  4.大会関係のデータ
@参加者 登録選手17名、登録主務1名、他に支援男子3名、女子3名 顧問3名
A交通手段 定員55の大型バス(東磐交通梶jで1017km.を往復する。
 B日程 ○8月2日夜7時 7月25日からの合宿を解いて、一関高専を出発
     翌3日9時、和歌山市の旅館に到着
  ○12時まで座敷で休み、バスで借りて置いた海南市の市民運動場に向かい4時から
2時間、暑い中で練習 学生は結構元気。よるミーティングを行う。
○翌4日10時半 指定の練習のために和歌山大学に向かう。チームは12時半から45分
間の練習を行う。この練習でサッカー部金野主将、東北地区大会と同じ箇所を再び骨
折する。
○顧問の梁川は12時からの高専サッカー連盟と専体協サッカー専門部の会議に出席する。
○14時からの監督主将会議には、主将に代わってサッカー部蘇武部長が出席
○17時から開会式。本校マネージャーの阿部歩が函館高専の、千葉美和が富山商船高
専の臨時マネージャー役としてそれぞれ校旗を持っての参加を急遽依頼され、請ける。
驚く。
○18時半から21時までのレセプションに梁川出席。学生はミーティングを行う。
○8月5日10時に出発し、12時から和歌山大学での対新居浜高専戦を行い、前半0:0、
後半1分と2分、28分に得点を許し敗れる。
○帰ってから、翌日の動きを相談する。その後、恐らく全員が海水浴に興じる。心配
するも6時半の夕食には時間厳守で全員集合する。これも驚く。
○顧問3人で相談したように、8月6日朝9時旅館を出発し、大阪城の駐車場に入り、
グループ行動とし、17時に集合する約束で、大阪の街を自由に探訪する機会とする。
集合に遅れた者なし。十分に楽しんだ様子。
○17時に出発し、帰路に着く。往きと同じ北陸経由で新潟から会津若松を経由し、
長者原サービスエリアで時間調整して、朝7時半高専に帰着する。
○ミーティングと新旧交替の儀式を行って解散とする。
 C保護者等の応援 一関の千葉隆介君のご両親、気仙沼から佐々木峻君のご両親、
盛岡から、熊谷建次君のご両親、森君のご両親、井上君のお母さん、今春卒業した清
水孝君。菅野学生主事。保護者各位からとバス会社から現地と帰りに全員に飲みもの
を頂戴する。
参加者一同で、寄贈の横断幕とともに記念写真を繰り返し撮る。

 【一関高専サッカー部H18年度東北地区大会鶴岡大会記】 '06/7/6
保護者・OBの皆さん。今年も東北地区大会に行ってきました。結果は惜しくも
準優勝。ただし、全国大会へは5年連続出場することになりました。

各競技の結果については、鶴岡高専と仙台電波高専の大会関係のホームページを
ご覧下さい。
一関高専の団体種目では
 卓球とハンドボールが昨年に続いて優勝 全国大会へ
 昨年優勝のサッカーは準優勝で     全国大会へ
 同じく昨年優勝のソフトテニスは準優勝で全国大会は出場できず
サッカーに関しても、トーナメント全体については鶴岡高専の新着情報の大会関
係のページをご覧下さい。

T.概要
(1)参加部員 登録選手17名+主務1名
 支援マネジャー女子2名、ビデオ撮影&ボールボーイ&夜間洗濯で男子部員2名
 顧問3名
(2)試合結果
第1回戦 対秋田高専戦 4:0(前半2:0、後半2:0)で勝利
得点経過
@前半9分 ドリブルでFW佐々木峻選手右隅にゴール
A前半20分 MF千葉隆介選手のFKを蘇武周平選手がゴール
B後半5分 FW菊池佑太選手が走りペナルティエリア近くで受けてシュート
C後半35分 FW蘇武選手がフリーでキーパーを抜いてシュート
イエロー:DF佐藤弘樹選手c

第2回戦 対八戸高専戦 2:1(前半1:1、後半0:1)で勝利
得点経過
@前半11分 相手MFにコロコロシュートを入れられる。
A前半25分 FW佐々木峻選手ドリブルで抜いてシュート
B後半29分 FW佐々木選手のボールをFW蘇武選手が受けてシュート
イエロー:FW菊池選手、DF佐藤弘樹選手 

決勝戦 対宮城高専戦 2:3(前半1:1、後半1:1、延長0:0、再延長0:1)で惜敗
得点経過
@前半8分 DF伊藤慎司選手のFK決まる
A前半?分 今度は相手MFのFKが決まる
B後半3分 FW佐々木選手のパスをFW蘇武選手がゴール前で受けて足でシュート
C後半13分 正面方向から宮城トウキックで
D再延長の5分 GKの直近から宮城のシュートが決まる
 イエロー:DF熊谷選手、FW菊池選手、FW佐々木選手
  宮城も DF,MF3名 

U.顧問雑感
今年も素晴らしい大会だった。個人的に嬉しいのは大会から帰ったら何と脂肪率が
26%に、7%ほども下がっていた点だった。翌朝には31%に戻り少し減った程度か
と思ったが、夕には再び25〜26%であった。周期もよく分からないが、ともかく、
体脂肪率が幾分下がり変動する体になった。病気かも知れないが、勝手に良い兆候
と考えている。
この原因はやはり、動いたからであると思っている。この大会では最初から体を動
かしてやろうと思っていた。と言っても、行ったのは試合開始前の10分間のボール
拾いである。試合前のウォーミングアップの支持は主将の金野剛士君に遠く及ばず、
メンバー提出用紙や交替用紙への監督名の記入は前日に済んでいるので特別やるこ
とも無く、暇な状態だから、手伝っただけである。二人の助っ人昌平・祥平君はビ
デオ撮影の準備もあり、結構忙しいから,匹夫の勇に近いものがあるがボール拾い
に精を出した。柵を越えたボールをとろうとコンクリートで一張羅のトレーニング
パンツの太ももの部分をかぎ裂きにしたのも止むを得ない。
さて、最初から最期まで読みきれる内容とすることは力量からして困難であるから
興味のある箇所だけ拾い読みできるように工夫した。
(1)出発までの流れは決して順調ではなかった。
(2)一大事が出来した。主将金野剛士君が前日の練習で骨折した。
(3)試合前日、またも驚きのミーティングがチームを盛り上げた。
(4)最も書きにくい試合観戦記を頑張る。
(5)応援団・保護者の皆さんに感謝します。
(6)グラウンドでプレーしなかったがあるいは出場した選手以上に大活躍したと
  も言える好漢の話
(7)そして何とした事でしょう。横断幕寄贈のお申し出が舞い込みました。
(8)関専 いざ出で立たん 誇らかに、和歌山へ
(9)乞う御期待。五年生が卒業しても、高専大会で闘える戦力は保持される。
そのほか材料としては(10)鶴岡大会顧問会議などもあるが、これは節度を弁えた
者として差し控えたい。
考えながら書くことは疲れるので、勢いで書き終えたい。多少文章表現が雑になっ
たり、誤字脱字が生じる点は御容赦いただきたい。

(1)出発までの流れは決して順調ではなかった。
 昨年はサッカー部にとって本当にメモリアルな出来事だらけで、びっくりの一年
であった。@高総体県大会地区予選で初めて地区優勝して、県大会で遠野高校と対
戦し、3:0に抑えたこと、A岩手県サッカー選手権に出場、初めて三回戦に進出
し、東北地区大会参加との関係で慌てたこと、B久保主将を中心に部員が戦術を語
るようになり、作戦板が機能し始めたこと、C30年に4度の全国大会出場回数を、
僅か4年で2倍に増やしたこと、
D全国大会で群馬高専とシーソーゲームを繰り広げ3:3にした後、キーパーの好
守でPK戦を制し、全国大会で初めて一勝したこと、E優秀選手に佐々木峻君、ドイ
ツ遠征チームに勝田大輔君が選ばれたことなどが大項目として挙げることができる。
 そして今年も同じ展開を目論み、高総体県大会4年連続、5度目の出場は果たし
たが、黒北高校相手に1:0で破れ、岩手県サッカー選手権も一回戦で強豪チーム
と対戦して敗れ、東北地区大会までの流れが途絶えてしまった。そのため、緊張感
のある練習試合をと思っていたが、大会直前に、水沢工業高校、一関学院、一関二
高の3つの高校との対戦が叶い、何とか大会に臨むことができた。3校の選手、顧
問の先生方に感謝しています。

(2)一大事が出来ました。主将金野剛士君が前日の練習で骨折した。
一昨年高総体で活躍し、留学の後、チームに復帰した山田君の動きは素晴らしく、
高専大会・全国大会へ向けての多くの部員の期待材料であったが、練習中の激突で
大腿部を肉離れしてしまい、止む無く選手交替となった。
これでも一大事であったが、何と鶴岡への移動途中の鳴子の休憩の時間に、主将で
ある金野剛士君に前日の練習の中で右腕を骨折しギブスで固めていることを知らさ
れた。当日の天気は小雨であったので調子が悪いが「晴天の霹靂」であった。「暗
雲はたなびいていた」は使える。この二人の怪我は東北地区大会で優勝出来なかっ
た大きな原因と考えられる。是非、全国大会には復帰して、以前のプレーでチーム
に貢献して欲しい。監督・主将会議終了後に、審判長にギブスのことを相談し、相
手を怪我させることのないように処置すればOK、との判断を頂いた。試合当日、タ
オル二枚を巻いてテープでぐるぐる巻きにしたら、OKだが、監督の判断次第とのコ
メントを頂いた。結局、金野君は応援で大活躍した。ピンチヒッターで出場した加
賀君は持ち前の厳しいプレーでよく守り、チームの信頼を一層高め、チーム力に厚
みを加える結果となった。

(3)試合前日、またも驚きのミーティングがチームを盛り上げた。
 宿は仙台電波高専と一緒の、鶴岡市浜野湯温泉「華夕美日本海」であった。夜7
時、602室にメンバー全員が集まった。これが、顧問の話はごく短時間であったが、
9時過ぎまでの2時間を要するものとなった。何が行われたのか。勿論、明日の大
会への意気込みの確認もあったが、想定した場面に応じての動きの確認であった。
最も驚いたのは、「さてこういう場面になった。ここで夏目君が○○君と交替した。
どういう動きをするか」と言った質問が主将からは発せられたのである。もっと驚
いたのは、これが数名に対して行われたが、いずれも的を射たものであったらしい
ことである。
 去年の久保主将の蒔いた種、そして群馬からグラウンドに戻って行われた涙の交
替劇が思いだされるひと時であり、私は時間を忘れて、楽しめたし、明日の試合へ
の希望を強くした。

(4)最も書きにくい試合観戦記を頑張る。
 戦いの話は書きにくい。簡単に言って何も分からないからである。苦手な私が書
いたものが面白いはずも、参考になるはずもない。また、得点の場面に限定されが
ちで、多くの選手の懸命の動きに報いることができないのが心苦しくもある。
だか、割り切って私の目に映ったことを書こう。

@ 一回戦の秋田高専戦
前半2:0、後半2:0の合計4:0での勝利となった。正直、確か昨秋の練習試
合は接戦であり、どんな試合になるのか、主将を欠いたチーム力も未知数であって
怖かった。しかし、4分にFW菊池佑太の惜しいプレーがあると、早速FW佐々木峻君
がゴール前で相手DFをかわして早々に一点を挙げてくれた。続いて23分にはDF熊谷
建次君の脛の痛みを代償にして得たフリーキックをMF千葉隆介君がうまく蹴ってFW
蘇武君がヘディングで決めて2点めをもぎ取った。17分、21分、29分、31分、34分
にも得点に結びつきそうな惜しいプレーがあった。12〜15分には4度キーパー森励
輝君のセーブ場面があった。後半4分にはオフサイド気味に見えたが、FW菊池のシ
ュートがキーパーの頭上を越えていやらしく決まり、後半も良い流れが始まった。
9分にはDF伊藤慎司君のFKをキーパーが弾き、峻君の足の動きに視線が集まったが
、惜しくもシュートが外れた。11分にも熊谷君のFKが絶妙のヘディングと結びつい
て、ゴールを奪ったかに見えたが、相手キーパーの足が届いてスーパーセーブにな
った。17分には相手の綺麗なフリーキックをセーブした。18分DF佐藤弘樹君何故か
イエローカードを貰う。FW菊池君が下がり、夏目君DFの位置に入る。また続いて、
DF佐々木慎吾君も熊谷君と交替する。残り2分森の好セーブがある。そして残り0
分、FW蘇武君がキーパーをかわして、無人のゴールへボールを押し込んで4点目。
直後に2分のロスタイムが表示された。
以上は、多分に手前味噌なものであり、秋田高専サイドから見ると惜しいプレーに
対する表現は最上級のものに変わることは疑いが無い。ただ、得点は4:0という
結果だけでは試合の様子は何も言っていないに等しい。監督主将会議の自己紹介の
中で、当方の(優勝を)「狙っています」の発言に反応して、秋田の主将から「阻
止します」の声が聞こえたが、秋田にとっても惜しいプレーが多くあり、互いに
健闘した試合であったと思う。

A2回戦の八戸高専戦
 実は去年福島戦でFWが次々とリタイアするという大変な思いをしているので、
もっとも警戒していた相手が福島であった。インターネットに載っている部の紹介
内容も警戒すべき内容に思われた。監督会議現れた監督もサッカーに通暁した方の
ように見えた。しかし、一回戦の勝者は1:2を後半に覆して4:4に追いつき、
PKに持ち込んで逆転勝利したのは八戸であった。強者と思った相手を破ったチー
ムとの対戦は嫌な予感がした。
 八戸のホームページには10:0で敗れたなどの情報が載っていたが、相手は大
学のチームであった。結構ハラハラの場面が多く、前半20分にFW菊池がイエロー
をもらった直後、八戸にゴールを奪われ先行されてしまった。DF伊藤君のFKも、
熊谷君のコーナーキックも入らずに迎えた25分、真打FW佐々木峻君の左からのシ
ュートが決まって同点に追いついた。
 後半に入って6,7分に立て続けに惜しいシュートがあり、11分には伊藤のコー
ナーに佐々木が反応したが惜しくもはずれた。一進一退で、DF加賀のセーブに救
われた場面もあるなど本当に疲れる試合だった。
 15分のFKも決まらず、その後は決定打がなく、時間だけが過ぎていき、幸運に
もゴールを拾えば勝ち、不運にも自軍ネットが内側から揺れれば、全国大会は無く
なってしまうという重苦しさが次第に強くなった。そして迎えた30分、FW佐々木
がゴール前左にクロスしてあげた絶妙のボールをFW蘇武が押し込んで貴重な本当
に大きな大きな一点を上げてくれた。
このまま逃げ切りたい気持ちが強かったが、守りに入る怖さから、「あと一点」の
フレーズを投げかけ続けた。試合時間35分を経過したが、出されたロスタイム表示
は3分だった。この3分も本当に長い長い時間だった。
それにしても八戸高専は、福島との延長戦を闘ってPKとなり、移動も含めて何と
か1時間の休憩を取っただけの試合にも拘らず、本当に怖い感じがした。赤崎マネ
ージャーのスコアブックではシュート数に差があった。結構MFのシュートが多く、
中盤への相手の当たりが強くないことを窺わせる内容だった、CKもやや勝り、デ
ータはやや優位を示している。この試合で、DF佐藤弘樹君がイエローを貰い、累
積2枚で決勝に出場できなくなった。

B決勝戦、宮城高専戦
 今年の宮城高専チームは5年生中心の協力チームで殆どが去年と同じに見えた。
実はこの試合の記録はとっていない。確か、試合開始早々8分に雨の中で、DF伊
藤君のFKが見事に相手ゴールを捉え、キーパーの手がボールを払ったかに見えた
が、ネットを揺らすことになった。本当に驚いた。30m以上も離れていたはずであ
る。
 しかし、雨は宮城にも応援した。やはり前半に、伊藤君のFKよりもやや近い左
から、3人の盾をかわして、右隅に決まった。雨の中でボールの軌跡が違うのか、
GK菅原君は反応出来ない様子だった。盾の枚数が足りないか、ボールが来ること
を意識せぬ間にボールが飛び込んできたのか、何か魔が差したような時間だった。
 後半3分には2回戦の2点目と同じ、佐々木・蘇武コンビで得点を上げ、優勝の2
文字がちらついた。しかし、粘る宮城も13分にゴール中央からトウキックでゴー
ルを奪い、2:2になった。延長に入って10分経ち、場所が変わって流れがくるこ
とを期待したが、5分くらい経った頃、相手に入れられてしまった。
 その後、パスが通り横一線でFW蘇武にボールが渡り、あわやと思わせたが、オ
フサイドの笛に拒絶され、ゲームエンドになってしまった。
 この試合は、直接FKが28回もあり、互いにイエローが3枚ずつ貰う、激しい試
合だった。DF熊谷は何度も脚を抱えて転がった。FKは一関が大分多く、MF、
DFもシュートを放ち、意欲的にきっちり闘った試合といえよう。宮城の5年生が
卒業しても、この戦力は保持されるのであろうか。体も大きく、運動量も多いMF
もいた。上手さではなく、飽くことなく、プレッシャーをかけ続けることで、ボー
ルをもぎ取りゴールを奪う、本校では見ないタイプがあると思った。後半や延長、
2試合目になると優位さを発揮するこのタイプの選手もあって良い。
 さらに、特別に二人の選手にスポットを当てて置きたい。FW蘇武君と佐々木峻
君のことである。蘇武君は6月中旬までは恐ろしく調子が良く、ゴール前でボール
を自在に転がして面白いようにゴールをきめ、去年の全国大会の優秀選手一関の
天才FW佐々木峻君を今年は凌ぐかに見えた。しかし、大会直前の高校との3試合
は絶不調でゴールを外し続けた。一方、峻君は急速に調子を取り戻していた。そし
て、迎えたこの大会でこの二人は6得点と大活躍した。佐々木君は単独のドリブル
突破で2点、蘇武君はドリブル突破で1点、MF千葉君のFKに合わせて1点、佐
々木君のパスをつないで2点で計4点、3試合全てで得点を上げた。うまい選手は
うまいものだなとつくづく思わせた二人であった。そして緊迫した試合ではFWと
息のあった中盤からのパスが得点のチャンスとなり、それが単独のものよりもサッ
カーらしくて格好が良いことを知った。
 遠野市図書館の前に、前市長の言が石に刻んである。そのパターンを使わせてい
ただくと、「出でよ、陸続として出でよ。一関高専サッカーを愛し、一関高専サッ
カーを育む者」、それが素晴らしい二人の選手を、見送る年にあたっての強い希望
である。それにしても二人の活躍は、私に強い印象となって残る気がする。

(5)応援団、保護者の皆様に感謝いたします。
 ところで、バス3号車は応援団・野球部と一緒であり、2日目は雨のために、野
球の試合は無くなった関係で応援団が朝から会場に来て、熱心に応援してくれた。
前日の試合前にも来て、エールを送ってくれた。選手は皆シャキッとした気持ちに
なり、良いと言っていた。ベンチの後からは応援団の応援が、そして競技場の向こ
うには保護者の皆さんのテントが2つ並び、その間でサッカーの試合だった。応援
を聞きながら、これからの応援団の活動はサッカー競技も視野に入れたら良いと思
ったりしていた。
 自チームのFKの場面で、少し控えて貰った以外は、フリーに応援していただい
た。雨の中を直立不動で延長も含めて2時間余りも応援を続けていただいたことに
なる。
 閉会式で挨拶に立った鶴岡高専の先生から、素晴らしい応援を見せてもらいまし
たとの評を頂いた。このことを、応援団顧問と応援団員に伝えたことがせめてもの
気持ちである。応援団があるのは東北では一関だけと伺った気がする。 
そして、一関に帰ってから、応援団の応援もあったが、「素晴らしい応援」の中身
は保護者の応援もあったのではないかと思い直した。決勝戦の後で、一日目と同様
に応援に感謝の意を表すべく、保護者のいる場所に近づいて、13人もの皆さんがお
出でになっていることを知った。去年の全国大会に保護者がバスで応援にやってき
ていることに驚き、そのときは全国大会の半ばの優勝回数を誇るだけのことはある
と納得したものであったが、東北地区大会で毎年優勝を争う一関も確かに、地区大
会ではそれに順ずる位置にあることに思い当たった。考えてみると我が家でも二人
で子供の応援によく出かけたものだった。

(6)グラウンドでプレーしなかったがあるいは出場した選手以上に大活躍したとも言える好漢の話
そして、実はこの大会にはグラウンドでプレーしなかったがある意味では選手以上
に試合に貢献した選手がいる。右腕にギブスを巻いたチームの主将、チームの要、
東北地区大会で好成績を上げ続けたチームで、FW佐々木峻、FW蘇武周平ととも
に、1年生から5年間レギュラーを務める筈の(一寸引っ張りすぎだが)作戦板を
継承した男DF金野剛士君である。歴史に「もしも」は無いと言われるが、肉離れ
のために選手変更を余儀なくされたMF山田君、前の2試合でもっともイエローを
貰いそうに無いのに何故かイエローになって決勝に出ることができなかったDF佐
藤弘樹君のいずれかが要れば、そしてどんなに間違っても、この金野君が出場して
いれば優勝は確実であったと思える男である。
 彼はサッカーを最も知る男の一人である。最初は注意の言葉を投げてきた選手交
替担当の審判の方も、加工を施した腕をグラウンドコートで隠し、登録されたまま
で試合に出ず、テクニカルエリアから作戦と注意と激励を与え、選手を鼓舞し続け
る監督やコーチの役割を担った男、審判氏がそこに思い至ったとき、それは件の選
手にとって最後の東北地区大会であることに気づいた瞬間ではなかっただろうか。
後は、無言であった。
 独特の短縮形を発し続けた。「みあ〜いっこ」は「見ながら行こう」であり、
「せえふつばらんす」は「セーフとバランス」の意であることを知った。
冗談はさておき、出発前日の練習で骨折して、全く腐ることもなく、ギブスにタオ
ルを巻いてテープで止めることで万が一の場合には自分が出るという気概を示し、
前の晩には部員と熱心に作戦を確認し、試合前には輪の中心となって部員の緊張を
解きほぐすことに意を配り、試合の最中はテクニカルエリアから声を出し続け、最
後の大会に出れなかった悔しさを嘆かず、主将の役割を見事に果たし切った男、金
野剛士は稀に見る男である。喝采をおくる。最大級の言葉でその行動を紹介して敬
意を表する。脱帽ものである。将来は幸せな男になる。
 彼のために、全国大会が残せて本当に良かった。選手一同はその姿勢に応えるこ
とができた。素晴らしい学生達である。
 こんなことも、件の先生の「素晴らしい応援」には含まれていたのではなかろうか。

(7)そして何とした事でしょう。横断幕寄贈のお申し出が舞い込みました。
 先に、13人もの保護者が応援に駆けつけて応援していただいたことを書いたが、
様々の志も頂戴した。本当にありがたいことである。そして決勝戦の後で、佐々木
峻君のお母さんが見えて、今日一緒に応援した皆で相談し、5年連続の全国大会出場
をお祝いして、発起人となりサッカー部の保護者の賛同を仰いで横断幕を寄贈した
いとの相談がまとまったとのお話をされた。一も二もなく、賛成してお申し出を受
けることとにし、協力したい旨を伝えた。考えてみれば、サッカー部にはサッカー
用具以外に何もなかった。
 翌日は欠勤の連絡をしてから、横断幕の文言に相応しい言葉を、ことわざ辞典や
四字熟語辞典、はたまたインターネットでサッカーチームのモットーなどを探して
みた。五個課の学校でどこかの学校で校訓とするような刻苦勉励、切磋琢磨、どこ
かの会社の社是にでもなっていそうな率先垂範や一騎当千、はたまた貴乃花が有名
にした不惜身命や不撓不屈、粉骨砕身などの努力を期待するものや反対に自由闊達
もいいなあなどと思った。試合の場では、百戦錬磨、大胆不敵、獅子奮迅、乾坤一
擲、勇猛果敢、縦横無尽、機略縦横、臨機応変、疾風迅雷なども相応しいとも思っ
た。しかし、サッカー競技に相応しい言葉はないものかという点では速攻堅守など
も良いし、チームの事情としては自立自尊も良い。サーカークラブのモットーとし
ては、「炎のオフェンス、粘りのディフェンス」、「スピード&ナイスファイト」、
「狙えゴール、粘れディフェンス、明るく楽しく力の限り」などもあった。「礼儀、
基本、チームプレー」は常日頃の練習場に掲げておきたいと思った。
明けて火曜日には再び峻くんのお母さんが来室され、予算や保護者に寄付を仰ぐ方
法について意見を交換した。夕刻には4,5年生が集まって宿題にしていた合宿の
話をしていたが、この横断幕の話をして、文言を考えてくれるように呼びかけてお
いた。
 その夜、家に着く直前になって、一関高専の応援歌の一節を思い出した。「若人
吾らの喜びは関専のユニフォーム。いざいで立たん誇らかに、関専、関専、関専、
覇者関専」というものである。二番は「関専の代わりに栄光、栄光、栄光、吾らに
あり」である。四字熟語も引き締まった表現で、勇気を鼓舞し、モチベーションを
たかめるのに有効に思えるが、本校にとっての由緒がない、また、今はピークに近
いチームが強いときであり、弱い時期もあることを意識して、覇者や栄光は削って、
「いざ出でたたん、誇らかに」とし、学校名に注目してもらうことを意識して「関
専」を頭につける、つまり「関専 いざいで立たん誇らかに」とし、校旗と同様に
紫紺の地色に白抜きで文字を染めるのが良いように思われた。幸い顧問全員3人の
賛同を得た。
 文言は特別強くはないが、静かに勇気が湧いてくる感じのものであり、何よりも
一関高専応援歌のもつ中心テーマを凝集させた力を宿す点で、素晴らしい着想であ
ると思う。またOBからでも有り難いが、保護者の気持ちの篭もった横断幕を持つ部
は多くはないし、家庭で話題になる部活動になっているという点で嬉しいかぎりで
ある。

(8)関専 いざ出で立たん 誇らかに、和歌山へ
私はサッカー部の顧問であるが、サッカーそのものを知る者ではない。しかし、去
年地区優勝したために規約に従ってサッカー連盟の東北地区代表委員とかいう役に
なっている。この役の仕事の一つは予め領収書を準備して置き、地区顧問会議の折
に各高専から連盟の会費を徴収することである。そのため、愛媛の新居浜高専の安
藤先生に領収書の発行をお願いした。
実は安藤先生は、徳山高専の藤田先生とともに3月にドイツ遠征チームを引率された
方で、サッカー部の勝田大輔君も大変お世話になった方である。機会があったらお
礼の言葉を直接言いたいと思っていた。連盟の役員であるから全国大会の監督会議
に必ず出席されるだろうと考えており、この意味でも是非全国大会に行きたかった。
その気持ちを、ギャグつきで一寸面白く伝えたいと思いついたのが、和歌山全国大
会と私には縁があるというものである。
和歌山といえば紀州徳川家の城下町であり、享保の改革で有名な徳川8代将軍吉宗
は紀州藩主であった。「徳川吉宗」はNHKの大河ドラマに取り上げられ、この役を好
演した俳優西田敏行にこの私は似ているというのが我が家の子ども達の意見である。
別に嬉しくはないが、この場では使える。こじつけであるが、一寸だけ私の自己
紹介を立体的に想像していただけたものと思う。
全国大会出場が決まり、直接会って礼を言えることになった。
去年のように上手く一回戦を突破できるかどうかは、相手次第、その時点での彼我
の状態によるので分からない。しかし、去年より落ちるとは言えない戦力であるこ
とは保証できる。緒戦で鹿児島などの強豪に当たらなければ、波に乗る可能性もあ
る。鹿児島であっても好き勝手にはさせない布陣と思う。186cmで反応も良い2年GK
森君に負担をかけるが、PK戦狙いも考えて良い。横断幕の文言に心躍らせて、「い
ざ出で立たん 誇らかに」去年の成績を上回るベスト4を目標にしよう。
和歌山城も是非みて見たい。心は躍る。

(9)乞う御期待。五年生が卒業しても、高専大会で闘える戦力は保持される。
宮城に負け、戦力予想が当たらなかったことから、先行き不安に思っていたが、こ
こまで書いて、現有の戦力で来年も全国大会出場を狙えるという気持ちが強くなっ
てきた。
質量・運動量・気力ともに優れた千葉隆介君をFWにし、だんだん真価を発揮してき
たFW菊地佑太君を5kgアップして2トップとし、豊富なMF陣がボールを支配してオ
フェンスとディフェンス両面で鍵を握る。メンバーは舘澤、井上、山田、夏目、佐
々木康、佐藤健人、鈴木祥平など余るほどに見える。DFは熊谷建次、佐藤弘樹、加
賀を軸に考える。不測の事態に備えてトレードも考えられる。
MFは攻撃力も保持される。配置替えも考えられる。1,2年生も伸びるだろう。面
白くなってきた。来年も全国大会出場枠は2つあるが、優勝を狙おう。
野村監督は名監督と思うが、ポイントの一つは「人たらし」と思う。爪の垢ほどで
も真似られたら嬉しい。
主食は勉強、そして部活動は副食。美味いものだけ食べて、健康や栄養のバランス
を損なうことのないよう、主食の摂取を助け健康を増進し、社会人としての人生を
創り・楽しむ基となるように、部活動を進めたい。副食は主食の摂取を助ける。そ
ういう年齢でもある。そして、好きなことで力を出せるという体験は大変貴重だ。

 応援ありがとうございました。OBも保護者の皆さんも和歌山に応援にきてくだ
さるとのこと、心強い限りです。目指せ全国ベスト4.関専ファイト!    完


 【サッカー部東北地区大会直前の練習試合2試合】 '06/6/26

1.水沢工業高校戦
(1)期日 6/24(土曜日)10:30キックオフ
(2)場所 水沢工業高校(奥州市)
(3)高専大会代表チーム&2年マネージャー2名計17名 、引率梁川
(4)試合結果 4:2で勝利(内容は前半3:0、後半1:2)
(5)試合経過・感想 最初から一貫して押していたものの、ドールを決められず
にいたが、左26分コーナー付近からのMF千葉隆介のボールをペナルテイエリアに
おいてFW佐々木峻がヘデイングで合わせてゴールが決まった。32分にはオウンゴ
ールで、また34分にはFW菊池裕太と立て続けに得点を上げた。前後半の差はある
が、正に残り9分Wカップの日-豪の試合のような流れが短時間に3得点となった。
後半は16分にMF舘澤がゴールを決めたが、20分と30分には相手チームに素晴らし
く速い選手が居て、絵に描いたようにDF陣の裏に達し1:1となってやられてしま
った。
 東北地区大会前で高校生のチームを相手にして、直接フリーキックを13本とら
れた結果から、一寸ラフな点があったのではないかと思う。注意したい点である。
 また、特に御願いして、PKを行った。本校キーパーは二人で交互に守備についた
が、森の好セーブが際立ち、本校は枠を外した2本以外は全て決まり、相手は全て
枠内であったが5本を止めて、結局8:5であった。
 試合後、15分ほど反省会を行い、予定を1便早めて13時40分に一関に戻った。

2.一関学院戦
(1)期日 6/25(日曜日) 10:30キックオフ
(2)場所 本校グラウンド
(3)高専大会代表チーム&2年マネージャー3名など計20名 、引率梁川
(4)試合結果 7:0で勝利(内容は前半3:0、後半4:0)
(5)試合経過・感想 前日の水沢工業戦よりもチーム力の差があり、結果的に
7:0での勝利となった。2試合を通じて、中央のFW菊池佑太が得点を上げ、FW佐
々木峻が複数ずつ得点を上げ(計5点)、大会前に調子を上げ、去年のレベルに
近づいた印象を強く感じた点が嬉しかった。また、この試合ではMF井上も2得点を
上げた。記憶が定かでないが、去年の全国大会の印象がよみがえった。最後はMF
佐々木慎吾がゴールキーパーの頭を越える悔しい軌跡のゴールを決めて、試合を
締めくくった。
 欲を言えば、FW蘇武にも1,2点欲しかったが、彼は競った試合で真価を発揮
する好漢なので、本番の試合に期待している。
 さらに、欲を言えば、より厳しい試合を設定し、チーム力をチェックする必要
がある。水曜日壮行式があり、時間的に一寸心配だが、夕刻に設定している一関
二高との練習試合をそれに充てたいと考えている。いよいよ、大会大詰め、緊張
感が沸いてきている。

 【第58回岩手県高等学校総合体育大会サッカー競技】 '06/6/5
1.期日 平成18年度6月2日(金曜日)
2.会場 岩手県営運動公園 ラグビー場
3.第58回岩手県高等学校総合体育大会サッカー競技
  一回戦 対黒沢尻北高校戦
4.参加者 1年生、2年生、3年生全員
5.結果 0:1で惜しくも敗退
6.引率 梁川、伊藤
7.感想
  またもや負けた。これで、平成13年度に県大会に初出場して金ヶ崎高校にPK
で敗れて以来5回出場して全て一回戦敗退となった。特別報告したい試合内容で
はないが、保護者やOBの皆さんにも伝えたいと思い、懸命に書こうとしている。
   今朝は、昨日6/4(日)の午前中に民区対抗ソフトテニス大会に参加したせい
で階段の上り下りが一寸辛いが、試合のデータを確認しにグラウンドの部室に行
ってきた。今、マネージャーの記録したスコアブックを前にしている。
 得点は、前半20分、コーナーキックにコーナーから遠い側に居た黒北の10番が
駆け込みながらジャンプしてヘディングシュートで上げた1点だけである。
 それ以外の主なデータとしては互いのシュート数は5(前半3:後半2):19
(前半12、後半7)で黒北、コーナーキックは0:5で黒北である。高専が多いの
はゴールキックくらい、これは攻撃を受けたという意味のデータであり、全体に
やられた感じが否めない。
 対戦チームの黒北は新人戦ベスト8の実績を持つ。高専は新人戦には出ていな
いし、練習試合をさせて頂いた花巻北高校や金ヶ崎高校など県大会出場校との大
きな戦力差も感じなかったので、結構闘えると推測していた。そして、試合開始
のホイッスル。彼我の違いは数分の間に結構はっきり分かった気がする。すぐに
押され始めたのである。
 兎に角、高校の強豪チームはどこも運動量が多い。よく走るし、鍛えられても
いる。砂のサッカーグラウンドで、スライデイングしてそのままスッと立ち上が
るのも見た。擦り傷覚悟で、意識的に行った動きであった。高専サッカーは高校
サッカーとは違う、高校生があと10年経過し、社会人になったあとで、趣味のチ
ームでやるサッカーといったら言い過ぎであろうか。怪我しないように、体をぶ
つけ合って競ることは少ない、動きを読みながらのパス回しと得点機と見えたと
きだけ走るサッカーである。
 今年こそ、県大会で勝ちたい思い、各校のお世話にもなって昨年よりも多くの
練習試合を行った。弱いチーム相手では、本校の弱点は目立たない。しかし、県
大会に出るチームは、皆よく動くし、晴れの舞台に張り切っていもいる。
 大きな敗因の一つは、高専では顧問が厳しい指導をしないことにある。走るこ
とを中心とする辛い練習、トラップなど基本動作の反復練習は怠りがちで、思い
っきりボールを蹴りこむシュート練習や紅白に分かれてのゲームが多い。県大会
で勝つには走りを中心とする基礎体力の強化と基本動作の反復練習をやらなけれ
ばならない。
 ただ、救いだったのは得点力というものはベスト8のチームでも特別に高くな
いということである。本校のディフェンスをかわし、キーパーと1:1になった
と見えた瞬間に、身を翻して、別の角度からシュートを打つといった場面はなか
ったとおもう。得点を上げる選手には何か特別な上手さがある、技があるように
思う。遠くからのシュートでは10本シュートを打っても、20本打っても入ら
ない。黒北のシュートは悉く(ことごとく)正面からキーパーの腕の中に吸い込
まれていた。横っ飛びもパンチングも無かったと思う。ディフェンス陣の守備が
上手かったのであろうし、キーパーは終始、冷静に堅実な守備で得点を防いだこ
とになる。1:0なら、コールド負けにはならない。また、ワンチャンスを作れ
れば試合はどう転ぶか分からない。FWとMFの2年生の二人は決定的な場面は無か
ったが、5本中4本のシュートを放った。いい動きだったと思う。
 もう一つの敗れた原因は顧問の力である。東北地区大会へ向けての4,5年中
心の高専チームの練習相手を御願いしに、新人戦一位の不来方高校の顧問に声を
掛けた。戦評の担当でもあろうかと思ったのであるが、次の対戦相手チームの戦
力分析とのことであった。後で考えると、テクニカルエリアが設けられていても、
私には指図することは何も無い、元気に行け!しかないのである。
県大会に出場するチームの顧問なら、相手の弱点や自チームの弱点の修正なども
指図もできるように思う。(練習試合の審判もできないでは話にならないのであ
ろう。)
 反対に、高専チームのキャプテンは凄い体験をしているのである。ひとたびキ
ャプテンに選ばれると、練習計画から選手の選抜、試合の中で自らプレーしなが
ら、彼我の戦力を掴み、休憩時間に想定される交替の指示を出す役割までをこな
す存在なのである。チームの中心選手であり監督兼務なのである。選手兼監督の
役割、つまりヤクルトの古田選手も難しかったことを行うのである。そうした場
面では数名の自覚ある選手も考えを述べる。こうした点は高校サッカーとは一寸
違う高専サッカーの意義ある点と思う。指図されるのではなく、自らの意志でチ
ームが動くとき、それは戦いのスコアでは現れる以上に大きな体験を伴っている。
 かくして、高総体チームはチームとしての活動を終えて、今度は鶴岡市小真木
原総合運動公園で開催の東北地区高専体育大会へ向けての活動となる。蘇武部長、
金野主将を中心に、和歌山で開催の全国大会出場を目標に頑張りたい。
 高総体を終えて、グラウンドに戻ると5年生5名が何キロか走ってきた後との
ことであった。気持ちを大会へ向かせるために、走ってきたとのことであった。
送ればせながら、本格的な活動へとギアチェンジしたと言えよう。そうした、自
分達の活動こそが高専サッカーの大切にしたい点である。
 最後に、今年も、保護者の皆さんの応援を頂いた。4年の千葉隆介君のお母さん
は一関から、3年の夏目君のご家族3人は釜石から、同じく3年の熊谷主将のお
母さんは地元から、応援に駆けつけていただいた。夏目君、熊谷君のご家族は懸
命のプレーを続けるご子息の姿をまぶたに焼き付けて帰られたと思うし、千葉君
のお母さんは昨年のご子息の姿とダブらせながら振り返りつつ帰られたのではな
いかと推察する。一生懸命の頑張りは人を動かす。家族の応援が子息を活躍させ
る。人生の貴重な財産となる。今後とも応援を御願いしたい。感謝しています。
ありがとうございました。

 【練習試合報告】 '06/5/30
1.日時 平成18年5月27日
2.試合会場 一関第二高等学校
3.参加者 1〜3年生26名
4.試合と結果
 高専、二高、東陵高校(気仙沼)の3校で試合を行った。
 第1試合 一関二高 対 一関高専  9:30〜10:50 2:0で高専が負け
 第2試合 東陵B 対 一関高専B 10:55〜12:05 0:0で高専が引き分け
 第4試合 東陵 対 一関高専 14:00〜15:10 2:0で高専が勝ち
5.引率 梁川、伊藤、阿部
6.感想 
一関二高チームは監督の岡田先生の指導でよく走るし、連携も叩き込まれており、
しんどいチームである。春の地区予選前は正直勝てそうなチームとは練習試合をや
りたいが、自信をぐらつかせることになるかも知れないチームとはやりたくないの
が本音である。二高は後者のやりたくないチームだった。幸い、地区予選では対戦
がなかったが、もしあれば厳しい試合になることは予想していた。今回も高総体前
であり、心配はしていた。そしてその心配は現実となった観がある。
二高とは、5/5に東北地区大会に向けての4、5年生を主体とする高専チームの
練習試合として対戦し、2:0で勝利していた。このチームも始動したばかりであ
り、まあまあだったのだが、やはり二高は正直強いと感じた。
学生の感想は私とは違う。「弱点や修正点が見つかり幸いだった。修正は可能であ
る。試合の組み合わせの問題もある。」というような、必ずしも悲観的でない意見
であった。頼もしい選手達である。
ただ、3年生は試験の準備を気にしていた。高総体前の練習と試験勉強が両立させ
にくいと強く感じているらしい。どこか力の配分を考えている部分があり、100
%の力を発揮しにくい事情となっている。幸い日曜日は雨で、強制的に休養がとれ
た。勉強したことと思う。
今日は月曜日、いよいよ、今度の土曜日は高総体県大会、モチベーションを上げて、
H13年初出場から5度目、連続4回出場で初の一勝に挑みたい。試験前で心配は
あるが。
 【練習試合報告】 '06/5/22
1.日時 平成18年5月21日(土曜日)
2.花巻北高校で練習試合
8:00本校を借り上げバスで出発、17時過ぎ帰着
3.試合結果
花巻北A vs 金ヶ崎A 35分=1:1 引き分け
(試合内容は花巻北が終始押し気味でした)
花巻北B vs 金ヶ崎B 35分=0:0 引き分け
金ヶ崎A vs 一関高専A 35分 0:0 引き分け
金ヶ崎B vs 一関高専B 35分 0:0 引き分け
花巻北A vs 一関高専A 35分×2 前後半 0:1 高専が勝利
花巻北B vs 一関高専B 35分   2:0 花巻北
4.参加学生:20名  引率:梁川
5.顧問雑感
高総体チームは4月末の東山での地区予選以来全く試合をしていない。高総体県
大会前に練習試合を是非組みたいと考えて、花巻北高校と金ヶ崎高校との対戦に
混ぜて頂いて、練習試合をしていただいた。 
A戦B戦を加えての変則の休み無しで次の試合が始まる形でしたが、個々の選手に
は若干の休みがあるという巧みな時程でした。体力配分の問題もあり、一日一試
合の場合のチームの強弱は分かり難いと思いますが。内容的に、花巻北高校が3
校の中では若干上かなと思いました。
正に、初対面のガチンコ勝負であり、県大会の本番さながらの良い練習試合にな
ったと思います。
花巻北高校の小野先生には快く審判をしていただきました。大変お世話になりま
した。最後の試合だけ、キャプテン熊谷君がホイッスルを吹きました。一寸でも
審判をする学生が居て助かりました(練習試合を御願いして、審判が居ないのは、
心苦しい限りですので)。

 【練習試合報告】 '06/5/9
期日 平成18年5月5日
会場 一関二高
試合 対一関二高戦(9:00キックオフ)
 3:0(前半1:0、後半2:0)で勝利
対一関学院戦(11:30キックオフ)
 3:0(前半2:0、後半1:0)で勝利
内容
5/14に始まる岩手県サッカー選手権に向けての対外練習試合という位置づけで
4,5年生主体のチーム編成で行った。大枠では、このメンバーで高専地区高専
体育大会も闘うことになる。
もう少し、明確な高専優位の試合内容・結果になると期待もし、予想もしていた
が、思ったほどの強さを発揮できなかったと思う。
4月からの練習は高総体へ向けての3年生以下のチームが活動の中心であり、5年
生は就職進学の時期できちんとした練習ができていない。また、1〜5年生の全体
としての最強チーム編成も端緒についたばかりで、チームとしての機能はこれから
の練習の中で充実してくるのであろう。サッカー選手権へ向けての練習という目的
では充分な成果を上げた。
とりわけ嬉しかったことは、この練習試合自体が一関学院の橋本先生のセットであ
り、試合後にも二高の岡田先生から、高総体前の土曜日にも練習試合をして欲しい
旨の要請があったことである。高専チーム、高総体チームのいずれで対戦しようかと
の迷いがあるが、練習試合の申し出は有り難いことである。
(引率:梁川)

 【練習試合報告】 '06/4/24
■■■■ 2回目の練習試合 ■■■■

2回目の練習試合は変則で。悪条件の中、地区予選に向けて良い試合経験になった。

 今期、高総体チームの2回目の練習試合を次のように行った。
  期日 4/22(土曜日)8時半 借り上げバスで出発
  会場 栗原市築館町 築館高校グラウンド
  試合結果 35分ずつの試合 対千厩高校 1:0で勝利
                    対築館高校 0:0で引き分け
                    対田尻高校 1:1で引き分け
  審判で 5年蘇武周平、佐々木峻参加 全員で30名参加
  引率 梁川

 この試合は、築館高校高木先生に電話して、千厩との練習試合に加えていただく形
で実現した。田尻高校との練習試合は当日知ったが、刺激になる試合で感謝している。

  試合は変則であり、3校と35分ずつの試合となった。
 第1試合は千厩高校とB戦を行い、全く危なげなく1:0で勝利した。千厩高校は1
年生がほとんどではなかったろうか。本校は2、3年生中心であり、強風の中の風上
側であり、もっと押して良かった試合と思う。ただし、グラウンドは統合後の整備の
中で、砂土を厚く客土しており、足が重くて大変な状況であった点も大いにゲーム
に影響した。

 第2試合は築館高校と対戦し、0:0の引き分けであった。築館のマネージャー氏
によると、築館は、そこそこ強いとの弁であったが、風上でもありきっちり勝ちたか
った。留学から帰った3M山田の積極的なボールの厳しい絡みが印象的であり、4,
5年部員の評価の高さが頷けた。また、風上からけったときのボールは相手陣地に
深く食い込み、2Mキーパー森の脚力の強さも際立って見えた。
 相手の攻撃で、チームのDFが必死に防ぐ場面も特に印象に無いので、相当共に物
足りない試合になったのではないかと思う。
 築館は千厩と前後半フルの試合を行い、1:0で敗れたが、千厩の得点は風上か
らの幸運の得点であり、互角に見えた。
 結局、高総体地区予選で対戦し、県大会出場が決まる試合となる、対一関学院と
対千厩高校との練習試合をかろうじて行う事になった。相手チームは去年地区優勝
の本校チームをそれほど脅威に感じない結果になったのではないかと推測する。チ
ームには、弱点を埋め合わせ、持てる戦力を最大限活用する方策を検討して欲しい。
 私はルールもろくに知らず、練習から試合の作戦面まで、部員の自主的な取り組
みに委ねているが、学生たちはそれに慣れている。勝利と敗北に対して、部長・キ
ャプテンを中心とする自分達の自覚が全てであることを良く知っている。それだけ
に、是非とも勝って、大きな自信を掴んで欲しい。
 
 第3試合は田尻高校との対戦であった。攻撃時のスピードがあり、風上から不運
な攻撃を受けて先取点を許してしまった。田尻は乱暴者が多いらしく、ペナルティ
で、ゴール正面から伊藤がシュートを決めて、1:1のドローとなった。田尻の先
生の審判であったが、1名が終了間際に退場処分となり、試合後に全員で謝罪の挨
拶もあった。DFで蹴られて痛い思いをした選手もいたが、練習試合でいろいろあ
るにもほどほど良しと言えよう。

 借り上げバスは初めての経験であったが、28人載りで送ってもらって、また迎
えに来てもらう方法で28人乗車のもので、30,000円に勉強していただいた。
JRも無く、バス交通の便数も少なく、しかも往復一人当たり1900円ほどになり
、借り上げバスのメリットは大きかった。
 学生たちは、深く刺さる土のせいで、非常に疲れたとのこと。試合に出ない私に
は強風が堪えた。

■■■■ 4/4(火曜日) 本校グラウンドで一関学院と練習試合 ■■■■

 13時過ぎから 一関学院との練習試合を行った。MF佐々木康にボールを集める
作戦で3点をもぎ取り、またFW伊藤龍太の骨太の攻撃で1点、計4点をとり、一方、
よく守って、危なげなく4:0で、今期高総体チームの緒戦をものにした。
 あとで、一関学院が昨年の新人戦で地区代表となっていたことを知った。組み合
わせの問題もあるが、一関学院も当地区ではまあまあなのであろう。
 パス回しでは大きな差は感じないが、シュートにつながるパスと、決定力で差が
出るように思う。
 作戦面で、各パートの連携についての話し合いが重要と感じた。


 平成17年度サッカー部記録

 2001年度版サッカー部ホームページ(2001.6作成)

 【一関工業高等専門学校サッカー部顧問】
平成17年度顧問 梁川甲午、阿部林治、伊藤博、長谷川淳一